練習のための練習

スポーツの練習においては、練習のための練習をするな。試合のための練習をしろ。というようなことをよく言われましたが、わたしは、会話練習においては、まさしく練習のための練習であって、この覚えていこうとする会話は使うことはないだろうし、それどころか一生中国人と会話することなどないのかもしれません。
それでも会話練習や、発音練習は、一般的な中国語水準を高めるのに効果的だとは思います。
まあ、その「何のため」という点は置いておいて、もう練習のための練習ということで。
今日も淡々と「漢語口語速成」の9課と10課を中心に、7時間くらいの練習をしました。

一日に中国語を何時間練習できるか

朝は、「初級からのシャドウイング」「会話ルート66」を1時間半くらい。午前と午後で「漢語口語速成」を6時間。
と、合計でも7時間半くらい。
仕事をしているときは、一日中国語の音読ができる日が作れれば。と心待ちにしていたのですが、やはり人生ままなりません。
と、それだけでなく、自由に使える時間があると、わたしの場合は逆に一時間の密度と集中度が低くなってしまいます。むしろ、仕事をして10時過ぎに家に帰る生活から学習時間を5時間くらい捻出していた方が、よほど密度が濃かったような気がします。
と、一日目にして反省をしながら、明日はもう少し量に質を加味したいです。
しかし、何度も開いている「漢語口語速成」は、いいテキストだと思います。
また、「初級からのシャドウイング」は、まだその効果がよくわからないのですが、下のコラムのような記事は好きです。【緩急の急は部分語速】という文章の中で谢谢の後ろの谢は、前よりも2倍の速さで軽声として発音。と書かれています。同じように、中国語は緩急と声調でリズムを作っている。声調記号と発音表記が気になるとこのスピードとリズムの変化を認識できなくなる。という説明があります。また、他の頁には、中国語会話の本は楽譜のようなものだ。という説明もあり、わたしも、中国語はそのメロディを聞きとれないと、いつまでも不自然な発音になってしまうと感じていました。
CDを聞いている時や、すぐ繰り返すときまでは、まだ耳にその音楽がなっているのですが、CDがないところで、一人で音読をすると、どこかで全く音楽が思い出せなくなることがあります。それはたいてい、細かな文法的なことやあるいは発音を気にしすぎてしまう時です。どの順番で身につけていくのが最適なのかは、わかりませんが、その音楽を常に体から離さないようにしたいものです。