時間を買う

週末が仕事で中国語のレッスンが出来なかったため、平日の遅い時間に老師の自宅へ伺いました。
そうすると、本当に中国人の自宅に伺うという雰囲気があるのでは、と期待していたのですが、またもや圧倒的な日本語で魯迅の話をされ、何故か話している老師が感極まってしまうくらいの魯迅の会でした。
そこで、魯迅の兄弟の話になり、老子から魯迅の弟である周作人という作家の話にもなりました。老子が説明された兄弟の関係や夫婦の話も興味深かったのですが、周作人という名前がどこかで見たことがあるような記憶もあったのですが、ただ同然で古本屋から買った中国語本の中に周作人の散文集であるらしい「水の中のもの」というテキストもありました。読んでみたい中国語本もたくさんありますが、時間の使い方は、本当にきちんと計画をしないと、何をしたのか分からない中身の薄い時間を過ごすことになってしまいます。


会社員でありながら、今まで一度も手帳を使ったことが無いのですが、はじめて手帳を買い、そこで予実管理をしようと思います。と、EEXCELでも良かったのですが、あまりに漢字が書けないので、まずペンをもつ癖をつけようと思いました。
まだ何も書いていないのですが、できれば、ここにも、毎日の中国語に触れた内容を書いてみたいものです。もう何十回も同じ事を書いている気がしますが、とりあえず12月いっぱいは毎日書きたい。
そして、毎日の通勤時間と昼休みで2時間、+なんとか日常生活からどこかをおしやって、1時間。土日は思い切って、5,6時間を目標に。。


さらにこれからの12月と正月休みまでは、新しいテキストではなく、今まで使ったテキストを何度も繰り返します。ということで、しつこく「家有儿女」の本とDVD。この夏に飽きるくらい音読をした「汉语口语速成基础篇」。暗記をしたはずなのにすでに記憶がかなり怪しくなっている「心に残る中国語」。そして何となく気に入っている、「ゆっくりだから聞きとれる! 中国語がわかるリスニング」も全然聴き取れていないので、聴き取れてみせたいです。って、書いているだけで自分で楽しみになってきました。
ああ、早く、魯迅兄弟の文章を読めるところまで辿り着きたいものです。

歩きながら中国語

今週末は天気が良かったので、今まではジョギングをしていたコースの途中までを歩きました。そして、歩きながら中国語のテキストを手に持って暗記の仕上げをしてみました。
運動をしながら、iPodで中国語を聞いて覚えよう、というのは経験的に全く効果がなかったことから、今回は音無しにしてみました。
テキストを一文読んで、次にテキストを見ないで暗唱というのを繰り返しました。天気がよく気持ちがよかったせいか、気持ち効果があったような気がします。
いかんせん、本文が長かったのですが、冰心の文体の特徴なども感じながら、そこそこな暗唱が老師の前でもできました。
老師の話によると、この「小橘灯」を読んだ後に、真似をしようと大きなミカンに蝋燭を入れようとしたが、上手くできなかったとのこと。ミカンを切って合わせる方法が間違えているのではないかと、どうでもいいところで日本語での議論になってしまいました。
わたしが日本語で話してしまうと、老師も日本語になってしまいます。とはいえ、話したいことを何でも中国語で話せるわけではないので、聊天儿にしても事前にある程度準備をして、成り行きでわからない中国語の表現を聞いたりしています。


また、ふとしたことで老師の前で漢字を書くことになったところ、基本的な漢字をいくつも思い出せないという体たらくでした。本当に中国語を手書きで書く、という習慣が無いに等しかったので、ふと301句の日本語を読んで中国語を書いてみようとしたところ、あまりにも基本的な漢字が書けない自分にびっくら驚きました。
そもそも、日本語の漢字ですら心許なくなっているのに、全く書いていない中国語の漢字がかけるはずがない!ということで、冬休みは(とすぐにとりかからないところが悲しい性ですが)「汉语会话301句」や「说汉语」など中国の会話文テキストを使うか、あるいは日本の作文用テキストを一冊徹底的にやってみようと思います。こんな風に、中国語を集中的にまとめてやりましょうと予定をたてるだけで、特にクリスマスも正月もないわたしの生活に潤いができるっていうもんです。


約三ヶ月をかけて、いちおう「家有儿女」のテキストが終わりました。とはいえ、たった4話なのにまだまだ内容は全く消化出来ていないので、これからも読み直したり見直したり聴き直したりを繰り返します。
暗記文は、今週は魯迅の藤野先生の1/4です。昔、日本語で読んだことがある魯迅の小説は、実はあまりピンとこなかったのですが、今回もひととおり最後まで読んでみたのですが、文章には、今までの作家のような特別な美を感じることはありませんでした。
この淡々とした文章を暗記するのかあ。と生意気心すら出てしまいましたが、もう少し世界の文豪でもある魯迅の文章を噛み砕いてみたいと思います。

「家有儿女」のレッスン


ここしばらく、「心に残る中国語」の暗唱にばかり力を入れていたので、「家有儿女」のネットでのレッスンを一回休みました。23日のレッスンが9日ぶりだったのですが、やはり、「好久不见」と言われてしまいました。
しかし、あのテキストが難しいとか易しいとか面白いとかつまらないとか日々書いている気がしますが、何はともあれ、わたしが持っている語学テキストとして一番難しくてかつ一番面白いテキストは、この「家有儿女」です。中国語テキスト散布図のグラフを作りたくなってしまいますが、特にこの難しさでもわたしにとっては、かなりのものです。
久々に前回の課に出てきた単語や成語を見ると、全く意味を忘れています。ただ、会話文として読んでいくと、ようやく記憶の堅い扉が開き始めるのですが、やはり難しいです。
このドラマ自体も児童向けで、同じ内容がアニメでもさらに幼児?向けで放送をされているらしいのですが、やはりこの成語パレードには驚きます。さらに、辞書には載っていない言い方などは、レッスンでようやく意味がとれる点も多いです。
そしてここでも、他の文章での使い方などを辞書で調べ始めると、かなり時間がかかってしまいます。また、レッスンではこの会話を音読するので、朧気な単語の四声を確認するという、いつまでも入門クラスの作業をしています。そこまで準備をして、さらに前回の練習問題をやってみる。と一回のレッスンの準備だけで、3時間程度かかってしまいます。
それだけ準備をしても、練習問題では、単語の使い方も間違えるし、四声の発音も間違いだらけです。
ちなみに、ネットでの中国語レッスンというのが、一般的にどういうものなのか、わからないのですが、わたしのこのテレビドラマを使ったレッスンは、音読につぐ音読。そして、ぼろぼろの音読が終わると、質問コーナーへ。おお、なるほど。と頷くことも多いのですが、「それはどうなのだろう」と思うところも議論をすると時間がもったいないので、あまりこだわらずに進みます。(わたしの人生のようですが)
時間があれば、今回の課での出来事についての、自分の意見を言ったりと、聊天儿になると、またぼろぼろで、本当に自分の言葉がないし、おまけに口頭でのやりとりになると、呆れるくらい文法の間違い、四声の間違いを指摘されます。


と、そこでようやく気づいたのですが、わたしは同じような間違いを何度もしている。文章の作り方でも、発音でもそうだし。この、「ああまた間違えてしまった」をレッスンの満足度と感じていたところもあったのかもしれません。
わたしが思う個人語学レッスンの最大の効果とは、自分の間違いの気づきであるとは思うのですが、これを修正していかなければ、進歩がないのでは!ということで、レッスン時の自分の発音を録音することにしました。指摘されたまちがい部分を繰り返して修正をしていこうと、あと一回のレッスンで「家有儿女1」がようやく終わるころにようやく気づきました。
しばらくは、このテキストで自習を繰り返し、そこそこ意味がとれるようになったら、「家有儿女2」へ進みたいと思います。果たして、2へ進める日が来るのだろうかしらね。と思いつつ。。

CSLPod

いつのまにか、新しいCSLPodの二人に慣れてしまった気がします。人生とは、そういうものですね。
あ、こういうときの似た感覚の表現も「家有儿女」に出てきました。
「喜新厌旧」ですね。さらに意味が違いますが、今週の暗記している「心に残る中国語」の文章にも「后起之秀」とか。
成語は面白いのですが、使わないと勿体ないという気にさせてくれます。話をする機会は殆どないので、成語を無理にでも使う文章を書いたり、短いレッスンの時にも強引に成語を使ってしまいます。

CSLPodは、再開してからは、なぜかIntermediateばかりが続いています。中国語歴一年目のわたしには、嬉しいでのですが、再開前までは、テキストに書かれていること以外の会話を殆ど聞き取れなかったのですが、なんとなく、不知不觉やらまわりの会話も聞き取れてきました。


と、書いてから、以前使ったテキストの音声を聞いたら、結構聞き取れていない自分に、早くも驚かされました。
明日は嬉しい休日なので、一日をできる限り中国語の学習にあてます。
まず、「漢語口語速成」の基礎編を11月に再再度復習をします。
また、「初級漢語口語」も基礎編と提高編を11、12月あたりで聞き終わらせたい。
そして、明日はもちろん「家有儿女」を何度も見ることと、一冊のテキストか短編を読みたいです。

と、書いてみると、それだけでわくわくできます。


约定
最好做出约定。
与小宝宝的约定也好与小狗的也好,与自己的也好。
如果预先就做好了约定,打算遵守约定的那个时期,手指尖儿就会变得巧妙,脚就会变得结实,眼就会变得明亮,头脑就能很好地用起来。
是啊!
你就能成为守护约定的人了。

テレビで中国語

時間があえば、テレビ講座「テレビで中国語」を見ています。
4月に山本太郎さんが、レギュラーとなって、ちょっと発音の仕方も変だけど、きっと役者の方だからすぐ本格的な発音になるのでは。と思ったのですが、その変さは相変わらずで、特に四声に苦労していますね。
山本さんの視線を見ると、おそらくカメラのあたりにカンペがあって、その四声の印を読んでいるようですが、まだまだ、というかおそらく番組の最後まで四声は直りそうもないですね。少し荒川さんもムカツいているような?


この四声の苦労さは、全く他人のことを言えないわたしなのですが、本人はその四声で発しているつもりでも、そうならないというのはよくわかります。ここは、すぐその場で修正されれば、そこで直すことはできるのですが、おそらくそれでは何の解決にもならなく、彼のように、そしてわたしのように四声が苦手な人は相当苦労をしなければなりません。
いろんな方法があるのですが、ネィティブの人か、相当耳がよい日本人に四声を常にチェックしてもらうのが一番だと思います。
それも、ただ間違えて、一度そこを修正するだけではなく、何度も何度も繰り返して修正修正、また修正をしなければ直りません。さらに、一文でも、そこは、直ってもすぐに違う箇所を間違えます。そこで一番効くのは一頁くらいの文章を読み、もう間違えたらそこを修正して、そこが正しく発音できるようになったら、また一番最初に戻る練習でした。これだとわたしの場合、一頁を正しい四声と発音で言える音読できるようになるのに、一時間かかっていました。本当に最後の最後に間違えても、また最初からの音読を繰り返すという、心の中では何度も「えー」と叫びつつ、また最初から。。を繰り返しました。それを1時間ずっと同じテキストを音読していると、四声と発音は次第に安定していきますが、またそれ以外にも自然と内容をそっくり覚えてしまえることもよかったです。
とはいえ、たとえ1時間かけて、そこの発音が完璧に近づいたとしても、また別のテキストを読むとぼろぼろです。中国語を学習してもうすぐで10ヶ月もたってしまいますが、まだまだこの四声では苦労しています。
ただ、このネイティブによる、スパルタ発音チェック方で、次第に四声の修正箇所は少なくなっているので、いつかそれほど遠くない内に、全くチェックされずに読む日が来ることを願ってやみません。


あと、「テレビで中国語」では、胡兵の発音が聴き取りやすいのは勿論ですが、彼の発音の説明は、わたしの老師がよく説明してくれることと共通することが多く、とても納得がいきます。そして、なんとなく胡兵(脚本)が伝えたいのは、中国語は、四声という4つの音の動きだけではない、そのイントネーションを再現しなければならないということ。ここの大切さは、よく理解しているのですが、それこそ、大量の音読をネィティブの前で繰り返してチェックをしてもらわないと、わたしはとても自分では修正ができないことです。
CDを聴いて、そのCDの通りに繰り返す。というのは、簡単なようで、とても難しいです。学習はじめの頃はCDと自分の音をかぶせてしまっていたので、自分ではCDの通りに発音できていると大きな勘違いをしていました。
これはシャドウイングだけを繰り返すことの危険な点でもあるように思います。
一人で練習をするときは、面倒でもCDをとめて、そこで発音を繰り返して、CDと自分の声を比べるのが一番ですが、やはりわたしのような発音音痴には、レコーダの音を聞き返しても、自分が間違っているかどうかが的確には掴めないことと、それをどう修正すればいいのかには、なかなか辿り着けません。


今日は、相変わらずの「家有儿女」の第三話の最後の第六課を予習して、第三話全体を何度も見ます。
また、「漢語初級口語教程」下巻の最後の16課。
時間があれば、北京語言大学の閲読本を読みます。
と、こんな予定を書くだけで、わくわくできるわたしになりました。

中国語が面白くて仕方ない

今日は、老師の前で老舎の暗記した文章を朗読したのですが、また完全には出来なく、単語や文章を抜かしてしまったり、などなど。
ただ、その暗記を朗読する前の聊天儿が、いつになく長かったから。と心の中では言い訳をしました。
また、暗記をするようになって、まさしく精読をせざるをえなくなり、細かな単語の使い方が気になるようになりました。
と、このテキストは、老師が言うように中国人なら誰でも知っているような名文でもあり、語学テキストとして作られた、文法や単語を無理に使わせていることもないので、文章がとても自然に感じられ、暗記がしやすいです。
あとは、わたしの記憶力だけの問題ですが、このペースだと大学の一年間分の量が3ヶ月後の12月には終わりそうです。
実はもう最後までざっと読んではいるのですが、この一冊を永遠に忘れない「完璧な暗記」が成功できれば、もうそれだけで至福の喜びです。


ひたすら面白い中国語文章を探しているのですが、多読目的でお土産に買ってもらった、北京語言大学の1000語水準のテキストはかなり面白いです。北京大学の同種のテキストに不満ばかり書いてしまいましたが、この北京語言大学の方は、内容が面白くて面白くて、本の中に体が入ってしまうような感覚を味わえました。900語程度の文字数の短いエッセイのような文章が14入っています。
一度に全部読み終えるのがもったいないので、途中でやめたテキストの名前は、「我当上了中国女婿」です。このシリーズは、他にも5冊あるので、相当楽しめそうです。


あとは、相変わらず、「家有儿女」を3話の第五課。テキスト一冊に4話が入っているので、来月には終わる予定です。
ただ、子供向けのドラマのくせに、この間読んだ大人用の映画テキストよりも、わたしには難しく感じる単語が多く、また反語や辞書に載っていない口語など、これも老師に教えてもらってこそ、ようやく理解できる内容です。
いったん4課が終わったら、しばらく時間をおいて、5話には来年から再開をしましょう。などと考えたりもして、当面はたった4話ですが、字幕を見ずに完全に聞き取れるところまで何度も見返したいです。


しかし、週末は中国語に触れる時間が取れて、楽しくて仕方ありません。楽しくて死にそう。と、まさしく开心得要命。。
あと、今まで使ったあれやこれやのテキストを復習すると、今まで気づかなかった様々な事を発見したりして。と、休日の夜はまだまだ終わりません。

从此测房们进入,由彼测房们离去

内容の面白さは、間違いなくこの「家有儿女」ですが、テキストは、豪華すぎでは?
と、いろいろな意味で中国っぽくないテキストです。
当面は、DVDを見ながら役者になりきります。この夫婦の演技は、本当に国際級です。




これが、内容にケチばかりつけた北京大学の500字水準のテキストです。これの、1000字、2000字水準が出れば、また買ってしまうかも?
とりあえず、大量に中国語を読めるようになりました。




これは、「漢語初級口語教程」の下巻の最後の文章です。全体がこんな感じで。文法の解説はあまりありません。練習問題も、内容理解をして、おそらくそれを口語で答えることを練習とさせているのかもしれません。テキストというより、こちらも比較的簡単な中国語の物語を読む。という感じは好きでした。




これが、「中国語がわかるリスニング」これをはたしてテキストと言えるのかわかりません。解説はほとんどなくて、中文と和訳と、いくつかの単語の意味が載っているだけです。



今日は休日なので、久々にラジオ講座を朝と昼の2回聞きました。


音読をして、暗記をしたい。まだできていないけどね。という李白漢詩はこれです。


早发白帝城 李白

朝 辞 白 帝  彩 云 间
千 里 江 陵  一 日 还
两 岸 猿 声  啼 不 住
轻 舟 已 过  万 重 山


唐代七語絶句の最高傑作だとのこと。李白の生涯のことは殆ど知りませんでした。彼が罪から貴州に流されるところで恩赦にあい、また白帝城から長江を引き返すときの詩。
李白は、成語の「只要功夫身 铁杵磨成针」をテキストで知ったときに、こんな出来すぎた話に李白が出るのか。と驚いたり、「中国語がわかるリスニング」で李白杜甫がで会っていたことを知ったり。
と、テキストを読んでいるだけでも、次第にいろいろなことが繋がってきます。