2011年は中国語を呟きたい

すでに1月2日ですが、昨年の反省と今年の目標を書いてみます。
●2010年
中国語を初めて半年あたりまでが、容易に覚え(られる)と錯覚できた時期だったようです。ただ、中国語の練習時間をひたすら増やしていき、特に7月に長期休みをとって、「汉语口语速成」を音読しまくれたのは、大きな財産になりました。
ただ、そこから大学2年生用のテキストを使っていこうとしたのですが、この大学2年生用のテキストと、入門編のテキストの間には男の女の間に流れる川の如く、深くて遠く離れていたようで、なかなか習得できませんでした。
そこで次第に、基本的な漢字の書く練習や聞き分ける練習も怠っていることを気づかされました。
●2011年前半
意識して、漢字を正確に書きとり、正確な四声を覚える。親字で1000語程度。
ピンインがあるテキストを正確に大量に音読。
マスターできていないテキストを使った書き取りと音読の繰り返し。
一週間に一短文の暗記。
漢詩を30完全暗記。
●2011年後半
ピンインなしの中国語小説を読む。
中国語のドラマを見られるような練習。


と、適当なことを書いてみました。
本当は数値化した目標がいいのかもしれないのですが、その数値化が何を意味するのかをあまり理解できていないのですが、短文会話600にある長谷川正時さんの書かれている初級後期の目安、短文会話500、短文1000、単語2000をある程度目標にしてみます。
そして出来ないことの言い訳をせずに、できるだけ淡々とここに、毎日の中国語記録を記し続けてみたいです。


1月1日の中国語
ピンインつき「風の歌を聴け」を2時間。辞書ひきひきと読み。成語が多い。できたら、風の歌を聴け成語集を作りたい。100は超えることは間違いない。(全部読み終わらせられる自信なし)
•「初級漢語口語提高編」を3時間。音読とネットで老師と一緒に練習問題。
•聴く中国語別冊「聴く小学生の中国語」2時間。辞書ひき。これは簡単に考えていたのですが、かなり手ごわい。小学4年生で大学2年生水準、小学5年生だと、読めない字の方が多いくらい。でも本当に想像と同じような中国教科書っぽさが楽しい。「南极的除夕」を聴き取れる水準にしたい。
この教科書的文章の面白さを共有させていただきます。(南极的除夕の最後の一節)


副队长深情得望着队员门说
“在那艰苦奋战得日日夜夜,有的同志座在地上就睡着了,有的一趟下,没脱衣服就打起呼噜-实在太累了呀!可是,一有紧急任务,个个都像猛虎似的一跃而起,冲出帐篷。
那是,我真不忍心吹哨子吧大家叫醒•••“
副队长哽咽了,从祖国来得亲人也流泪了,队员门更是激动得泣不成声。难以想象得艰苦,劳累和胜利的喜悦交织在一起,真是百感交集!我们这些在充满危险的航行中,在艰难困苦的劳动中没有掉过异地眼泪的硬汉,此时,却热泪滚滚,沾湿了衣襟。这是幸福的泪,胜利的泪,是对开发南极的事业充满信心的泪。


と、かなりお気に入りになったテキストです。
・「起きてから寝るまで中国語表現ドリル」聞き流し1時間。ただ、これは最後まで出来なさそう。。
合計8時間くらい。あ。単語の練習何もしてない。

続羊男のクリスマス

今度は林少华の羊男的圣诞节を読みました。想像と違って、寧ろこの林少华の方が読みやすい、わかりやすい言葉を使って、成語も少なかったです。
ネットで読んだ方は、辞書に載っていない言葉や成語?らしきものもあったのですが、そのときに、北京大学
http://ccl.pku.edu.cn:8080/ccl_corpus/index.jsp?dir=xiandai
で、用法や例文を読んで意味を察したりしました。
両方の翻訳で、気づいたのは、殆ど違う成語や擬態語を使っているのですが、特に成語は使う場所が殆ど同じなのですね。ここは、成語ポイントというのがあるのか、それも面白かったです。
あとは、ひとつくらい長編の翻訳本を読んでも、やはりもう一度単語の四声を習得する練習が必要かもしれません。



左が佐々木マキさんの表紙の林少华版、右はネットの翻訳にピンインを振ったもの。



中国語も英語のように多読が出来ればいいのですが、やはり意味が分からない以前に単語が読めない、不確かな四声のまま読み進めても逆効果な気もしてきました。
読む量も増やしつつ、簡単な漢字からピンインと四声を確認していく、バットの素振りみたいな練習もしなければ。
と、同じようなことをしょっちゅう書いている気もする、31日になったばかりの夜中です。

羊男のクリスマス

村上春樹のネット版「羊男のクリスマス」を読みました。
あまりに、未知の単語と成語が多いので、エクセルにまとめていったのですが、こちらの作業の方がよほど時間がかかってしまいました。
ここまで時間をかけたからには、何度か見直したいものです。こちらから、ダウンロードをできるようにしてみました。こんな単語も知らないの?という恥ずかしさもあるのですが、暇で短い小説を読んでみたい方は、いかがでしょうか。
yang.xlsx 直
ちなみに、ネットの「羊男のクリスマス」はここです。
http://kanunu.org/html/2005/1008/1983_1.html
これと、上のエクセルの単語表を横目に見れば、初心者でも一気に読めると思います。


原作自体が、実はそんなに内容のあるものではなく、ただ村上春樹好きへのプレゼントみたいな話しなので、短編小説としてどうこう感じられるものではないかとは思います。それでも。。くさってもハルキ節みたいなところや、とても日本語っぽい表現が、こう中国語になっているのか。と感じられるところは、多数ありました。
妙に記憶に残っている単語は「而」です。たびたび、この単語が出てきて、どう訳するのかと思ったのですが
・前を受けて一歩進める関係を表す.
¶取〜代之/取って代わる.
¶战〜胜shèng之/戦って勝つ.
・方式・状態・目的・原因などを表す語句を動詞につなぐ働きをする.
¶为考上大学〜努力学习/大学に合格するために一生懸命に勉強する.
¶因病〜缺席quēxí/病気のために欠席した
という使い方もあるのですね。などなど、ここ以外でも、簡単な漢字でも、かなり辞書をひきました。


また、手元にはせっかく素敵な表紙の林少华の「羊男圣诞节」があるので、今度はこちらを読んでみようと思います。全く違う翻訳なのですが、なんとなく、プロの翻訳ぶりを感じられるのかもしれません。
ただ、今回はピンイン化したテキストだけを見て、辞書は引かないで、いっきに読んでみます。
そして、まだガッツがあれば、「風の歌を聴け」を読んでもみたいのですが。。
ただ、ここでもやはり知らない単語が多く、知っている単語も四声の記憶があやふやであることが思い知らされているので、一から正しい四声を覚え直したいところです。

中国的童話

白帝社から出ている「中国児童読物選」を読み終わりました。最初は、中国のテキストにありがちな、道徳のための物語。という体裁なのですが、次第に「なんだか随分簡単に殺されるなあ」と、そんなに悪くないやつまで、簡単に殺される話しが続きます。
そして、圧巻は最後の穴に落ちた狼がヤギが助けてあげる話しがあるのです。さらに奇妙なのはひとつ前には、殆ど同じ話しが載っていて、最後にはウサギの機転でヤギは助かるのですが、最後の話しは、ただただ苦労をして狼を助けあげるとこういう文章になって、プツンと終わります。


可是,狼一出了井,看到山羊圆滚滚的腰身,馋得口水流,猛一下扑上去,一口就咬断了山羊得喉咙。


ある意味カヴァー的というか、小説としてはヤギが助けられるバージョンよりも優れていると言えなくもないのですが、これを読んだ中国の子供が得る教訓と言うと、無暗に他人を信用するなとか、危ない奴には近づくなとか、太って美味しそうだった奴は殺されても当然。とかいうことでしょうか。


まあでも、一冊の読み物としては、中国語を読んでいる感がとてもして、面白かったです。最後の落とし穴の話しは、今読んでいる村上春樹の中国語版「羊男的圣诞节」と同じような穴系の単語が出てきて、しっかり穴系は覚えられました。


しかし、単語を物語やテキストで出てくるのを読んでいて自然に覚えようという考えは、よほどの量を読みこなさないと、なかなか覚えられてません。やはり単語集を使って、見たことがある的漢字を増やした方がいいのかもしれません。

また、シャドウイングのテキストも、化粧品の種類やトランプのゲーム名を覚える必要性をあまり感じられずに、結局時間だけはかなりかけたのにマスターできていないので、これこそ、日本語CDを聞いて中国語にする。というテキストの使用法に書いてあった、逐次訳や、書きとりをしてでも、もう少しこのテキストを身につけたいものです。

いつのまにか、冬休みもあと六日になってしまいました。六日間をもう少し充実させたいものです。

中国語レッスンのやり方

ここに毎日記録しましょう。と書いたばかりなのに、すでに挫折しそうです。これを書くいているくらいなら、中国を読もうと思うのですが、中国語を読めざる場所にて、すこし考えていることをまた書きながら整理してみます。


学校ではなく、直接、もしくはskypeなどで、レッスンを受けている方も多いかと思いますが、いったいどのような授業をしているのでしょう。
実際にはわからないなりに、わたしが主導で授業内容についてもお願いをしているのですが、だんだんどう進めればいいのか、わからなくなってきました。
そもそも、(それができれば)一人で読んで一人で進めた方がよほど効率はいいと思っているのですが、まず発音、四声についての指摘をできるだけ厳しくお願いをしています。
あとは、基本的に中国で作られたテキストの練習問題というのは、テキストの本文を置き換えたりする程度なので、問題が難しいということはないので、この練習問題も殆ど発音練習と文型の定着みたいな程度に考えています。


ネットで教えていただいていた「家有儿女」については、この北京語が多い口語自体がなかなか辞書ではわからない表現が多かったので、とても有効だと思いました。まだまだ内容は自分のものになっていませんが。。
そして、一巻が終わって、次は何をしましょうかねえ。というところで、ドラマより本当は中国語の小説が読みたいのだ。という話になり。では読みましょう。いや無理でしょう。いやできますよ。みたいなよく分からない応酬となり、これからは中国語のネット小説を読みましょうということになりました。
ただ、やはり中国の小学生の教科書ですら読めない人間がそれは無理なのでは。というとマウスを当てて簡単にピンインと英文表示をしてくれるソフト「金山词霸2010」を教えてくれました。
日本の中国語学習サイトでよく紹介されていたLingoes とも違い、そのまま容易に表示できる機能はいいのかもしれないのですが、これだけで全体の文章が完全に理解できるわけではありません。
いやあ、やはり小説を読むのは早すぎます。と、このやりとりで30分くらい?でもとりあえず、「试一试」ということになったのですが、眠りながら考えた結果、日本語の小説の中国語翻訳を一冊読むと言うことにしました。
ピンインについても、一括変換でとりあえず、ピンインにしてしまい、もうあとはいちいち辞書をひかない。内容が細部までこびりついている小説を選んだので、それを題材として、音読をしようと思います。
すると結局は授業は、わたしの音読とその発音チェックというだけになるような気もしますが、予習復習時に、効果があるのかも?どうなんでしょう?はたして、これで効果があるのか、というか一回やってみて、果たして続ける気になるのか。自分でもわかりません。
目論見としては、正月休みに集中して、中編小説を一冊読みあげる算段です。


しかし、語学レッスンのやり方がよくわかりません。
また、twitterとか、中国語日記を書いていると、相互学習をしましょう。というような声をかけられます。これも、ネットでも人見知りなので何故かあまり、乗り気になれなかったのですが、正月休みに少し挑戦をしてみたくもなりました。

歩きながら中国語

今週末は天気が良かったので、今まではジョギングをしていたコースの途中までを歩きました。そして、歩きながら中国語のテキストを手に持って暗記の仕上げをしてみました。
運動をしながら、iPodで中国語を聞いて覚えよう、というのは経験的に全く効果がなかったことから、今回は音無しにしてみました。
テキストを一文読んで、次にテキストを見ないで暗唱というのを繰り返しました。天気がよく気持ちがよかったせいか、気持ち効果があったような気がします。
いかんせん、本文が長かったのですが、冰心の文体の特徴なども感じながら、そこそこな暗唱が老師の前でもできました。
老師の話によると、この「小橘灯」を読んだ後に、真似をしようと大きなミカンに蝋燭を入れようとしたが、上手くできなかったとのこと。ミカンを切って合わせる方法が間違えているのではないかと、どうでもいいところで日本語での議論になってしまいました。
わたしが日本語で話してしまうと、老師も日本語になってしまいます。とはいえ、話したいことを何でも中国語で話せるわけではないので、聊天儿にしても事前にある程度準備をして、成り行きでわからない中国語の表現を聞いたりしています。


また、ふとしたことで老師の前で漢字を書くことになったところ、基本的な漢字をいくつも思い出せないという体たらくでした。本当に中国語を手書きで書く、という習慣が無いに等しかったので、ふと301句の日本語を読んで中国語を書いてみようとしたところ、あまりにも基本的な漢字が書けない自分にびっくら驚きました。
そもそも、日本語の漢字ですら心許なくなっているのに、全く書いていない中国語の漢字がかけるはずがない!ということで、冬休みは(とすぐにとりかからないところが悲しい性ですが)「汉语会话301句」や「说汉语」など中国の会話文テキストを使うか、あるいは日本の作文用テキストを一冊徹底的にやってみようと思います。こんな風に、中国語を集中的にまとめてやりましょうと予定をたてるだけで、特にクリスマスも正月もないわたしの生活に潤いができるっていうもんです。


約三ヶ月をかけて、いちおう「家有儿女」のテキストが終わりました。とはいえ、たった4話なのにまだまだ内容は全く消化出来ていないので、これからも読み直したり見直したり聴き直したりを繰り返します。
暗記文は、今週は魯迅の藤野先生の1/4です。昔、日本語で読んだことがある魯迅の小説は、実はあまりピンとこなかったのですが、今回もひととおり最後まで読んでみたのですが、文章には、今までの作家のような特別な美を感じることはありませんでした。
この淡々とした文章を暗記するのかあ。と生意気心すら出てしまいましたが、もう少し世界の文豪でもある魯迅の文章を噛み砕いてみたいと思います。

週末が待ち遠しいのは

最近は今までになく、週末が待ち遠しいのは中国語に触れる時間が多く作れるからです。とはいえ、以前は細かく、予定をたてていたのですが、次第にあまり予定を立てられなくなって、人生と同じく、成り行きの中国語練習となっています。
今日、明日の予定を書いてみます。
席慕容のエッセイ「贝壳」を暗記
汉语中级口语教程第一课の朗读「精深学英语」を飽きるまで音読
初级汉语口语の2と 提高篇を聞いたり音読したり。
あとは、週末に一冊のテキストか短編小説を通読したいです。あ、漢詩も暗記したい。
ここらへんは、やはり成り行きで。
初心者用の中国語小説があまりない。と思っていたのですが、まさしく日本から大学生向けや中国語学習者向けの短編小説がたくさん出ていることを、神田巡りで知りました。またそれぞれが古い本であるため、また殆どが絶版になっているので、なかなか書店では見つけらませんでした。ということで、またまたまた、中国語の古本コレクターとして、たくさんの中国語小説を購入してしまいました。


どの本も注釈つきであったり、対訳であったりで、またいくつかの本にはCDがついていたりで、とても読みやすいです。
書名を書くのも面倒なので、だいたい、これらを一度に買いました。



あまり考えたくはないことですが、すでに中国語関連の書籍は、雑誌を入れると200冊以上あるような気もします。何度も心の中で叫んでいることですが、もう中国語本は買いません!


村上春樹の翻訳本はたいてい揃いました。来年あたりから読み始めて、3年くらいで読み終えたいものです。