中国語とマラソンとリプロダクション

中国語の発音教室に行くと、当然ながら初心者の同学が何人かいるのですが、発音の良し悪しはおいといて、またわたしの記憶力の致命的な無さが思い知らされます。
とても基本的な単語の組み合わせでも、少し長くなると、もう最初の単語が頭から抜けてしまいます。わたしは病気かもしれないと思うくらい、誰かと比べるまでもなく、この短期記憶力が無いことを悟らされました。


そもそも、日常の生活ですら記憶力の無さが実感され始めて来ているので、年齢の影響は素直に認めなければならないかと思います。しかし。それでも。とわたしは思います。
40歳になって運動神経が無かったわたしも、半年後にフルマラソンを走れて、2年後には3時間20分で走れたといのは、ただただ練習量が多かったからです。
しかしそれも、それ以上の記録を出すのは、ゆっくりペースで音楽を聴きながらダラダラ自己流で走り続けるには限界を感じ、次第に早く走る目的が見つからないまま、大会に参加して、さらに練習不足で試合に出ては故障をすることを繰り返しては、いつのまにか練習もしなくなってしまいました。
そんなヘタレな経験からの教訓は、『練習量さえ増やせば、誰でもある程度まではできるようになる』
ということと、
『それでも個人の能力や年齢の影響も大きい』ということも身を持って思い知らされました。


そして、それでもそれでも、と思うのです。もっと練習方法や体のケアについて工夫をしていれば、もっと記録を伸ばせたかもしれないし。60歳になってから、また走り続けても、ある程度までは記録を伸ばせるのかもしれないと。
中国語の語学の学習を始めるようになって、英語学習のサイトもよく見ると、40歳や50歳になってから英語を再学習はじめても、伸びる可能性はあまりない。と説明されているサイトを見たこともありました。
とても正直な説明をしていると思いました。それはTOEICが300くらいの50歳の方が英語学習を始めて900台や英検1級になるのは、かなり難しいことだというのは正しい主張だと思います。
そこのサイトで説明をしているTOEICを満点に近づけるための学習プロセスが50歳の人には適用しない。というのは間違いないことでしょう。
それはもちろん、語学学習全てにおいて、壮年とか中年とか呼ばれる歳さえ過ぎてから語学を始めることの成長の鈍さは、わたし自ら感じます。
それでも、20代、30代の人たちより、練習量さえ増やせば、「ある程度」までは伸びるだろうと、勝手に語学学習とマラソン練習に共通な何かを感じている、わたしは信じているのです。
それからさらに、練習方法や時間の使い方を可能な限り工夫すれば、「それなり」のところまでは、伸びるのではないかと妄想を抱いているのです。
平日3時間、土曜日8時間、日曜日4時間。と一ヶ月100時間強の恥ずかしいくらいの中国語学習(トレーニング)量を続けて、それなりのところまでに到達したいものです。


と、悩める中国語学習初心者は、もう学習本もgoogleブックスで、拾い読みしたりもします。「快速マスター中国語」の序文の学習方法に、よく中国語学習がまとめられている。とネットに書かれていのを見ては、どれどれとgoogleブックスで探してみると、たしかにわたしが、思っていたことも書かれていました。
Googleブックスにリンクを貼るのはあんまりな気もするので、ここで書かれている効果的な学習法をまとめるとこんな感じでしょうか。


・中国語の効果的な学習方法は、「シャドウイング」と「リプロダクション」を毎日30分繰り返すこと。
・最初は難しいので「テキスト補助シャドウイング」からでよい。
・早すぎると感じれば、スピードを落として次第にノーマルのスピードに戻す。
・次にテキストをみないで、CDを聞いた後、そっくりなものを繰り返す「リプロダクション」をする。さらにディクテーションをする。
・最後にシャドウイング


と、殆ど英語の「英語上達完全マップ」の音読パッケージと同じなのですが、音読パッケージでも、シャドウイングが一番難しいとありますが、逆に、「テキスト補助シャドウイング」や「リプロダクション」と同じ素材で行えば、そんなに難しくはなく、この総仕上げのシャドウイングで、中国語のリスニング力と発信力をのばせる。とあります。
リピーティングや、リプロダクションと呼ばれる、音を止めてから、また同じ文章を同じ発音で繰り返すという難しい(今のわたしには)練習のあとに、テキストを見ないシャドウイングを総仕上げの位置づけで練習をして、中国語に体と脳が慣れればいいのだと納得できました。
しかしまた、このための具体的な方法は、かなり面倒なのですが、それはまたいろいろと試して何れまとめてみたいと思います。