中国留学よりも効果的らしい日本での中国語習得方法

21日は、「漢語口語速成」の21課と22課を中心に8時間
22日は、「漢語口語速成」の23課と24課を中心に8時間。
と、だいたいそんな学習時間でした。このテキストは25課で終わりなので、おそらく23日には、いちおう、一冊終わらすことができます。
最後の5課あたりから、今までの構文がよく出るようになったり、一文が長くなったり、明らかに音読速度が速くなったりで、かなりメロメロの音読です。また、同意、不同意の文章や、頷くことばなど、注釈にもない決まり言葉のようなフレーズにも苦労させられました。

25課もざくっと見たのですが、特に最後の歌詞が難しいです。これは、本気で音読できなさそうです。「友谊地久天长」という歌なのですが、もしかしたら、ほたるの光?

一冊のテキストを終わらそうとしているのですが、やる前に期待していた達成感は全くありません。寧ろ、せっかくここまで中途半端ながら読みこなしたのだから、また何度か繰り返して、このテキストの課文をもう少し血肉にしないと、本当にもったいない気がしてきました。
このテキストの内容は、そこそこ面白いのですが、日本のテキストは文章がどうこうというよりも内容に面白味が無いので、あまり繰り返す気になりません。


なとど、書きながら、どのテキストを使うかは、あまり重要なことだとは考えていません。単純に言えば、時間をかけて練習をすれば、それなりの進歩はあるだろうと思います。もちろん、その時間に対して、能力とか年齢とか練習方法とか、まさしく運動能力計測的な係数が出てくるかと思うのですが。


そんなことすら、どうでもいいのでは。と考えるのは、一昨日に出かけた地元の中華料理店の出来事でした。そこの従業員は全て中国人で店員同士は中国語で、お客に対してだけ、数人の女性が日本語で話しかけてくれます。
もちろん、その店での中国語は全く聴き取れないし、こちらから中国語で話しかける勇気のかけらさえ持たないわたしです。
が、流暢な日本語を話す女性に、どこで日本語を学んだのかを聞いてみたところ、その女性から、中国語を話す時間が多いけど日本人だと言われて驚きました。今は大学の3年で1年から働きだして、働いたその日から中国語を使わなければならなくなった。今は中国ドラマもたいてい分かるようになった。おじさんも中国を勉強したければ、中国人がいる店で働けばいいよ。
などなどと言われました。
彼女から聞いた話は、坦々麺や餃子とともにわたしの体を満腹にさせてくれました。

彼女からも、中国語のテキストは一ページも見たことがない。と言う言葉から、漠然と前から考えていたのは、本当に外国語習得に最適な方法は、テキストを使った学習ではないかもしれない。ということです。


それでも、限られた人生の残された時間で、留学の機会も無く、中国人と話をする機会がないわたしは、「映画やテレビの中国語を十分に聴き取れて、新聞や小説を自由に読めるようになりたい。」という壮大な自分の目的にはもっともっと、今の数十倍くらいの量を聴いて文字をインプットしたいなあ。と、また適当な目標をたて、大学2年生水準のテキストを使う1年間の学習が終わった暁には、大量の中国語ドラマや物語を読まなくちゃ。と、「ちゃ」っと考えた、このごろでした。