购物的悲剧

わたしが、自分で近づいてはいけないと自覚している場所は、本屋です。
二部屋が書棚で覆われ、すでに本はおけない状態なのに、本屋に入れば、本を買わずにはいられない病を持っています。


中国語の学習をはじめてからも、何度か書店へ行くたびに悲惨なことになっていたのですが、次第に新しい小説を買わずにはいられない欲も衰えてきたのか、殆ど書店へは行かなくなりました。


が、遂に本日、魔がさして近くの中古のDVDやらゲームやらPCやら洋服やら何でも扱っている、よくわからないお店に入ったのですが、そこには古本も結構置いてありました。
そこを、小説欲が枯れた気持ちでうようよしていたところ、中国語関連の書籍も結構置いてありました。


まず、雑誌「聴く中国語」の2年間あまりのセットが1000円だとか、「ときめきの上海」とか「北京ドリーム」とか高そうな本や、関心が無かった単語集や、成語や歇後語のおぼえておきたい中国語300双書とか、中国語リスニングシリーズとか、ええ、中国語検定試験の様々な対策本とかとかとか。。見たことがある本に、「おお」と頷き、見たことがない本に対しても「ほお」と感心し。。。買ってしまいました。あるだけの「聴く中国語」も「中国語ジャーナル」も。そしてあれもこれも。と、最初は籠に入れていたのですが、スーパーのカートで買い物をしている人の真似をして、さらにあれもこれもと、値段を確認しながら入れていきました。原価に対して安い安すぎる!と感心しつつ、そこの店にあった、中国語関係の参考書は、殆ど買ってしまいました。

車で来ていたことも悲劇の始まりだったのですが、レジでは袋に入れてもらうこともなく、カートのまま車に持って行き、トランクにぎっしりと中国語の本を入れている時になって、ようやく買いすぎたことに気づきました。
さらに家に帰って、汗をかきながら自分の部屋にしまう時には、一生かかっても読み切れないくらい買ってしまった気もして、目が眩んでしまいました。


本の整理で勉強どころではない。などと言いながらも、今日のところは、出版社も知らない昔の本で、書き込みもある本ですが、この「上を目指す学習者のための中国語表現777」と「やさしい中国語読み物」が、その本の小ささと、そっけないレイアウトやらに惹かれました。
さらに書き込みの手書きが同じ筆跡らしいので、同一人物の本かもしれません。もしかしたら、他の本も同じ一人の人の本ではなかったのだろうか。と大人の男の勘を働かせたりしているうちに、一日が終わってしまいました。



小さくて、薄いところも、この本のいいところ



これが書き込まれていた手書きなのですが、大人の男の勘では、20代女性で、熱心に学習をしていたのけど、深くて複雑な事情にて学習を続けられなくなり、タダ当然でこの古物屋に売り払ってしまった。と睨んでいますよ。
ちなみに、この「中国語表現777」の書き込みは101で始まって、205で終わっています。それも気になってしかたありません。