中国語は長いほど覚えやすい


わたしにとっては、特に日本語の漢字と類似していない漢字は、単語帳などで見ても殆ど覚えられません。わたしがよく使っているけど、もう挫折しそうな「瞬訳中国語初級編」は、短い単語の組合せですが、それもまた、短すぎて、フレーズとかセンテンスの羅列はなかなか頭に入りません。
さらに、単語帳によっては、例文があって、例文として覚えられるようになっていますが、それもまた、なかなか頭に入りません。
と、自分の記憶力の悪さを棚に上げて、頭に入らなさぶりの言い訳を言うと、この例文が面白くないから。などと言わせていただきます。


そこで、さらに長くなる口語体のテキストも、語られていることが、わたしの脳にひっかかりがあるような印象的なシーンが展開されない限り、なかなか記憶に入ってくれません。
その、口語体のテキストよりは、さらに長文のエッセイだったり、成語の説明だったりする方が、何故か文章語と記憶しやすくなります。ただ、これも全体の物語をイメージしやすくなって、流れを覚えてしまっているので、そこを聴き取れていると勘違いしているのかもしれません。
さらにさらに、面白いドラマであると、細かな言い回しまで頭に入ります。と、それは集中力の差なのかもしれませんが、いまはいっそ、中国語学習の全てをドラマにしようかしら。と考えているくらいです。
が、いかんせん、ドラマもテキストがないと、なかなか内容を把握できないという中国語レベルの低さです。


そこで、単語や、例文よりも長く、テキストより短い。という、なかなかの按配の量なのが、「中国語会話ルート66」と「中国語短文会話」というテキストですが、「ルート66」は、今になって思うに、本当に様々なテキストに出てくる言い回しがよく使われていて、いいテキストだと思います。が、これもまた内容が全く面白くありません。
そして、自分でもあきれるくらいシャドウイングをしている「初級からのシャドウイング 中国語短文会話600」は、使い方が悪いのか、自分でもシャドウイングの効果はよくわからないのですが、微妙に内容が面白いです。
また、日本語の読みあげが別CDになっているのですが、その日本語の言い回しも、聞いて楽しいです 。と、そんなところを楽しんでも仕方ないのですが。まあとにかく、瞬訳と同じように、あまり他のテキストでは見かけない名詞が多かったりもしますが、もうちょっと本気で単語を覚えながらシャドウイングをしようと思います。また、いくつかの短文は一気に発するそのスピードについていけなくなります。

たとえば、今日読んで手強さを感じた会話は、こんな風です


快拿杀虫剂来!
蟑螂跑哪儿去了?
钻进电冰箱底下去了。
跑的真快。

すてきな日本語で
「冷蔵庫の下!」
と叫ぶ部分が
また、一気に読まれて最初は聴き取りすらできない。というか、完全に言えるようになっても、まだまだ聴き取れないのが
「钻进电冰箱底下去了!」
ですが、これを瞬間的なスピードの中に音符があるかのように高低をつけて一気に読み上げられます。
で、最後の「なんとかしてやっつけよう」
が、
想个办法除掉它!
で、「除掉」が始末するとか、根絶やしにするという意味であることを強烈に覚えさせられます。