中国語文章の暗記

週末は老師の前で背诵をしたのですが、ところどころ途切れ途切れとなってしまいました。老師は、わたしが老舎の文章をそれなりに暗記していたことで、単純に喜んではくれたのですが、個人的には思っていたような背诵とはほど遠いものになってしまいました。


単語や短文の暗記と違い、まとまりのある文章を暗記すると、一文と一文の繋がりで、止まってしまうことがあります。
それこそ、ここがスムーズに出てこないというのは、外国語能力だけではないような気もしてしまいますが、文章の流れが完璧なくらい美しい文章を前にしては、もう少し頭を垂れて反省をする必要があります。
やはり暗記を途切れ途切れの一文毎にしているので、きちんと全体の文章の流れを把握する点が欠けていました。また、こまかな副詞や接続詞を飛ばしてしまっている点も、老舎の文章の血肉にまで迫っていなかったというか。。
と、本当にたかがテキスト一課分を一週間で暗記するだけなので、もっと集中力を上げて、その行間どころか、頁の中に入り込むくらいの力で文章を自分の中に取り込みたいです。


とはいえ、そんなに暗記に時間をかけているのではなく、理想は、朝5分、昼5分、夜5分で、15分を毎日欠かさず続けることです。また、あまり多くの量を覚えられないので、1課を1/3くらいにわけて、それを繰り返して金曜日に全体を通してみる。というやり方でした。

ただ、この全体をくっつけるはずの金曜日になかなか時間が取れなくなり、なんとなく「できている感じ」を覚えてしまったところが甘かったです。
暗記に使う時間は増やさずに、その質をたかめよう!と、具体的な方法論がないままで、次の課題「汪曾祺の怀念紱熙」に取りかかったのですが、今までで一番苦戦しています。単純に知らない単語が多いため、なかなか文章が頭に入りません。
単語を知らないというのも、正確には、どこかで見ていたかもしれないけど、正確に覚えていなかった単語のパレードになってしまいます。
日頃から、単語をだいたいでしか覚えていないため、正しい漢字が書けない。正しいピンインが書けない。などなど単語に関しても基礎がまだまだです。
特に、今まで使っているテキストを中心に、正確度を高めていこうか。いや、いや、もっと大量な文字をインプットすればいいのでは。と、自分内で討論も行われているのですが、現実的に、インプットの量を増やす。というのは、毎日数時間のインプットを「効果的に」しないと無理だろうな。とも、なんとなく感じています。
と、最近は中国語で悩んだときは、とりあえず「家有儿女」です。