中国語を100回音読すると

なんども同じ話題について書いているような気がしますが。。
毎週の大学2年生の第2外国語テキストであるらしい「心に残る中国語」を一課暗記する。という自分の課題にかなり、苦しみつつ、いろいろなことを学んで、また考えたりしています。


もちろん暗記が簡単なことであれば、何もかもテキストでも辞書でも暗記してしまえばいいのですが、すでに若くない自分の歳を考えて、一週間にネィティブの早さで3分くらいの量を暗記していくのがペースとしてはいい気がします。
また、その量だけでなく、多くの外国語の権威の方達が言う、優れた文章を丸ごと暗記する。という方法も真に、その文章全体を一生ものにしたい。という自分の願いに合っています。

で、問題はその練習時間量です。
最初の頃は、一日5分×3,4回を一週間。という計画をたてました、が実際には5分以上の時間をかけて、2回。というのが多かったかもしれません。
それが、前回の暗記文から量が増え、未知の単語が増えると、今までの時間では、まったく頭に入りません。それですこしずつ薄く伸ばしたりもしたのですが、やはり人は暗記のみでは生きられず、他の文章を読んだり、聞いたりもしてしまいます。


しかし、ここに来て再度、本当に100回音読をすると、どうなのよ?という疑問がわいて、試してみたくなりました。これは実際に、「漢語速成基礎編」の最後の課で試してみたのですが、100回でも暗記はできない。という結論に変な意味で納得してしまい、なんとなく、自分の心では、わたしはやはり人並み外れて暗記が苦手なのだ。というイメージが起こってしまいました。
実際にこのテキストを暗記するときも音読はするのですが、それ意外に頭の中で栗かしたり、黙読したり、書いたりすることの方がわたしには効果があるような気がしました。
しかし次第に暗記をする量が増えて未知の単語が多くなると、なかなか記憶できないことに焦ってしまい、ここは力業で、また音読100回をためしてみたくなりました。


ということで、平日の5時に起きて音読をやりました。わたしは、CDと一緒に音読をするというのは、一番やりやすく簡単な方法ですが、一番やってはいけない音読の方法だと思います。
英語上達完全マップの音読パッケージの方法も頭には入る方法ですが、中国語としての音読練習方法は、また違うのではないかと、音読ブームであった頃のリピーティングとかリプロダクションを中心にしたかったのですが、そんな時間もないので。単純にテキストを見て音読4回。また1回をシャドウイング。朝だけで60回ができました。
わたしは、ランニングは15年以上やっていて、一度もランニングハイなんて味わったことがないので、「ランニングハイなんて存在しない」に百万点賭けてもいいですが。
ですが、そんなわたしでも、この音読には「音読ハイ」っぽい物を感じざるを得ませんでした。
おお、これならば、夜にあと40回の音読をすれば、完璧な暗記ができるのかもしれない。という気がしたのですが、世の中、ままならず仕事の都合で夜の音読は出来ませんでした。


で、ここで、ふと気づいたのですが、「100回の音読」って、別に一日でやらなくてもいいのでは?というか、寧ろ分けてやるべきでは?ということに気づき、今朝も5時起きで40回の音読をしました。
で、ようやくわかったことは、100回音読しても、わたしは無理。でも、音読は気持ちが良い。でも、300回の音読は、ちょっと並の心意気では出来ないわあ。と少し怖じ気づいています。


さらに、やはりどれだけ時間をかければいいのかを計算してみたくなります。
中国語会話 グズでノロマな独習体験記」サイトで書かれている音読200回、筆写100回以上というのを、新中国語の4と5なら、平均5分くらいでしょうか?さらに音読が5分で、筆写なら10分くらいだとしたら、一課を完全にマスターするのは、32時間くらい?これは、完全にマスターできる。とすれば、決して長くはない時間なのかもしれませんが、それを一冊やるとなると、640時間。2冊だけで、1000時間ですね。
これだけをやれば、相当覚悟をすれば、1年間で出来ないことはないのかもしれません。


が、やはり、出来ないことはないだろうなあ。と少し他人事のように思って、あれもこれもと読んだり聞いたりをしたいわたしは、暗記にかける時間を、一日15分×3回にして、音読、黙読、筆写と、科挙式暗記に頼っては、できたところまでを発表すればいいんじゃない。という心構えで週末の老師への発表会に向けて準備をしているとことです。

あと、このテキストの課題である、本文の暗記を実際の大学生は、どうやっているのか、暗記なんて何も苦労をせずに出来ているのかしら。と、そんな他人のことも気になって仕方有りません。