一日中、中国語の音読をしてみた

前から建国記念日は、中国のネットレッスンを一日中やってみようと予定をしていました。朝の9時から夜の12時まで5コマのレッスンをお願いして、間に2時間以上あけるようにしました。
テキストは既に自習で使っている「汉语口语速成提高篇」の1課から、課文の音読だけをして、レッスンではただただ発音をチェックするようにお願いしていました。そのために先週はこのテキストの1課からかなり音読の練習をして準備もしました。
しかし、さらに小心者なので、当日もレッスンの時間だけでなく、レッスンの間の時間もひたすら音読をしていました。
CDと一緒に言ったり、シャドウイングをしたり、CDを止めてテキストを見ないで言ったり。もうひたすら音読です。この「ひらすら」感に酔ってしまい、音読ハイ?というくらい、音読機械になったかのように只管朗读でした。
しかし、4回目のレッスンでようやく気づいたのですが、レッスンで発音チェックをしてもらう朗読では、もう内容が全く頭に入っていません。ただ中国という暗号を口から発しているだけになります。
このピンインのないテキストだと、さらに声調を思い出したり、ここで変調ね、三声が続くけどもう全部三声でもいいじゃんとかとか。発音や四声でよく指摘されることを思い出したり、思い出せなかったりで、わたしの穴だらけの脳はたいへんです。
内容が頭に入らない音読って、意味無いのでは?と悩む時間も惜しむように、また最後の11時から12時までのレッスンのために音読をしていると、頭が痺れるように痛くなってきました。が、そんな頭痛を悩む間もなくレッスンになると、これがやはり最低の出来になってしまいました。
なんとなく、最初のレッスンが一番まともで、どんどん発音は乱れていってしまったかもしれません。本当に、基本的な単語の四声ですら、安定しなくなってきます。
やればやるほど自身がなくなってきてしまいましたが、これを運動と同じような理屈で考えて、筋肉の疲労が溜まってしまったからで、過度の筋肉疲労を起こすことで、超回復がやってくるのやも?と、都合良く運動理論と結びつけて考えたりしてしまいました。


5コマの老師は、全部同じではないのですが、老師によって、発音の教え方やこだわり方が違うのは、面白かったです。「L」の子音に拘る方や、日本人の「u」が全然だめだと、細かく何度も反復させられるのも良かったですし、とにかく早く読む練習をした方がいい。と、ありえないくらい早く読まされるのも面白かったです。
最後のレッスンでは、知っている老師だったので、いつもより発音が良くないですね、と言われて、朝からずっと音読していましたと言うと、それは中国人より中国語を話しているね!と笑われましたが、確かにこのくらいの時間で、もう少し中身のある練習ができれば、上達するのやも?と不可能な希望を考えつつ、倒れるように寝てしまいました。


土日は、それなりに用事もあったのですが、またもや近所の老師とネットの老師のレッスンをしました。
土曜日の近所の老師のレッスンは、床屋の話から、「髪の毛を切る」という表現に把を使えないかと聞くと、自分の意思でないので使えないと言われ、では理髪師が客の髪を切るのなら?と聞いたところ、それも使えないと言われました。エー?と心の中では頭を捻り、寒くなったという時の表現でも、把を使うじゃん。と思うも、長くなりそうなのでレッスンではあまり拘りませんでした。
家で「把头发剪」を調べると、後ろに各補語をつけて使うような?こういう時の例文検索では、googleで調べるよりというかgoogleの検索をあまり使いこなせていないのか、わたしは、北京大学の「ここ」をよく使います。辞書に載っていない語法なども、これではかなりの数の例文を出してくれるので便利なのですが、ここに、「把头发剪」を入れると、気持ち少ないような?もしかしたら、やはり老師が言うように、自分の髪の毛を切るときだけに使う表現なの?と思って「把 的头发剪」としても、僅かながらヒットするので、ありな表現なのかもしれません。
肝心なレッスンの音読は、テキストにかなりの文字に声調記号を書いたのに、またもや無惨でした。。自分の中では、間違えるというより、スラスラ読めなくなる。声調や発音は間違えていなくても、中国語のリズムに全く乗れない。という感覚が嫌なのですが、ホンとうに今日、始めて中国語を習っている人のように、つっかえつっかえとなってしまいました。


日曜日は、さらに日本のピンインがあるテキストを読んだのですが、これは疲れた脳にやさしいです。と思うも、ピンインの声調記号に頼ってしまうと、いつまでも各漢字の声調が覚えられなくなるのかもしれません。
そして、まだやるのかというくらい、日曜もネットでのレッスンをお願いしたのですが、これは、何故か中国語っぽい発音ができました。自分でもわからないのですが、本当に出来にぶれがあります。
これも運動をしていたとき、毎日タイムにぶれがあったり、過度なトレーニングをしたあとに、暫くするといい結果に現れることと関係あるのやも?と、ヤモヤモと思うも、単にテキストの内容で発音し易いし辛いがあるだけなのかもしれません。
音読に明け暮れた週末でしたが、建国記念日の意味や、成り立ちも中国語の老師に教わったことは、内緒です。