SKYPEで中国語

今は気軽に中国のネイティブの方に中国語を教われる、ネットの教室をいろいろ見かけます。新しもの好きなわたしも、去年から結構利用をしました。
最初は、数千円で一ヶ月毎日利用し放題という定額制のようなコースに申し込みました。
日本で個人レッスンの2時間分程度の料金で一ヶ月です。根っからの貧乏性なので、毎日使うほどお得ね!
ということで、毎晩11時からはあたりまえで、12時、1時過ぎのレッスンも何度もお願いしました。ありがとう一時間の時間差。
しかし、自己紹介が終わると、そもそもわたしには話すべきことが無いことにも気づきました。中国の方のテンションが高いほど、ついて行けずに次第に引いてしまうわたしでした。
また自由会話ができるほどの語彙力が無く、聴き取りの能力も無い人間が、それほど愉快に日本語を話せないネイティブの方とうまくコミュニケーションが取れるはずもありません。相手が英語を話せてしまうと、時には英語で話すことの方が多くなって、今自分は何をしていたのかしら?状態に陥ったこともあります。
また、日本語を話せる先生もいるのですが、そうすると日本語比率が高くなるだけでした。


そもそも初心者が自由会話をすることが間違えているのだと気づき、発音専門のテキストを使って発音のレッスンもお願いしました。ただ、短音や単語だけでの母音、子音、四声だけだと、まさしく簡単な発音テキストの概要説明と発音チェックだけなので、不错,不错で終わってしまい。問題を感じてくれないことに不満を覚えました。
発音専門のテキストも量が多いので、何人も先生を変えてお願いしたのですが、やはり日本人に発音を教えることを専門に学んでいないと難しいことのようでした。
中には日本で何年も働き、日本人に中国語を教えたことがあるという方もいましたが、やはり満足のいく発音法を教えていただくところにはいたりませんでした。


中国のネットでの老師は、いろいろな経歴の方がいますが、おそらく中心は大学の日本語学校を卒業したばかりの20代前半で、昼間は普通の仕事をしている女性が中心だと思います。
顔写真や経歴をみて、老師を選べられるので、日本で通訳をしていたり、日本の大学で教えた経験もある。という方にお願いをしてもらったこともあるのですが、決してその方達の日本語での中国語説明能力が高いとは思いませんでした。
わたしにとっては、単語や文法の説明を日本語でしていただかなくても、それなら日本語の解説を自分で読んだ方が早いとも思いました。
日本語への置き換えの難しい箇所を聞こうとしたり、補語のニュアンスを説明してもらおうと思っても、双方の説明能力が高くないため、あまり上手くはできませんでした。
しかし、中国へ留学をするとしたら、同じように日本語説明のない授業だけで、中国語能力を上げていくのだから。。と、ネットのレッスンで高い日本語の説明能力を求めるのは諦めました。


と、そんな多くのネイティブ老師にレッスンをお願いしていた中で、大学を出たばかりの女性で、全く日本人としか思えない日本語の発音をされる先生を見つけられましたのですが。。
と、ちょっとその先生の奇妙なレッスン風景を書きたいのですが、とても長くなりそうなので、たぶん次回に。。


ただ、いきなりの結論として、実は地震の日もSKYPEでのレッスンがあったのですが、それを中止してもらい、それから一ヶ月経って、ようやく先日SKYPEでのレッスンも再開しました。
あれほど、中国語で話すのが苦手なわたしだったのですが、地震の有り様や近況など、有ること無いことを、手振り身振りを入れて説明しようとしている自分がいました。
細かな点で不具合を感じながらも、中国語だけで相手の話を聞くことや、何かを伝えようとすることに、恐れたりすることが無くなっただけでも、SKYPEでのレッスンを続けた意味があったのかと思います。
こちらの老師とは、初級口語テキストがあと一回で終わり、次回からは「家有儿女」の二冊目のテキストを使ったレッスンの予定です。
「家有儿女」も2になるので、もう少し登場人物達になりきった演技力を身につけたいものです。