Hold住


今でも、「家有儿女」は、わたしにとって難しく、辞書に載っていない言葉もあるので、中国のとてもとても若い老師にわからない点を聞くことがあります。
このすでに古くなりかけているドラマでは、一時的な流行語はそうないので、「どうしてそんな昔からある言葉が日本の辞書に載っていないのか?」とか、「日本の辞書はよくへんな例文が多いね」と言われます。
そこで、では老師の持っている辞書は何かと聞いたら、日本製のカシオの辞書だと自慢げに言われました。中国で日本語を学習している人に一番人気のあるのは、中国で売られているカシオではなくて、日本製のカシオの中国辞書だとか。「日本製は中国製とデザインも品質も全然違うのだ」とのことで、そこには反論せずに、「それはわたしと同じですよ!」ということと、また老師はわたしより1万円くらい高く買ったということでかなり落ち込ませてしまいました。


また、話しの中で、何故か曹操の話になって、老師が不感冒曹操。と言って、感冒が、好きではないとか好きとか言う意味があるとか教えていただいたので、それは流行語ですか?と聞くと、流行語ではない。今の流行語というのは、たとえば「hold住」は、流行語かもしれないと教えてもらいました。
わたしこそ、不感冒流行语だったのですが。。


8月に香港のテレビ番組で、このmiss lin が登場して、「hold住」を使うと一気に、香港、台湾から、大陸に広がり、今は中国のネットだけでなくて、新聞や雑誌にも普通に使われるようになっているとか。かくいう老師も、「8月には友達も皆使っていた」という、この流行語の速さに驚きました。



“就算我搞错party,整个场面我要Hold住!”



日本でも、毎年流行語はあるけど、わたしは使った事がないし、言葉によっては、流行語大賞ではじめて聞く言葉もあるくらいです。
しかし、この彼女のパフォーマンスは、たしかに素晴らしいし、変に場馴れしているところがあるけど、また周りの反応のテンションの高さは、やはりテレビだからなのか。あるいは香港人の興奮体温はこれが普通なのでしょうか。


ちなみに、「hold住」のholdは、もちろん漢字がなくて、holdと書かねばならなく、老師は、「控制」と説明してくれましたが、詳しく知りたい人は、すでに百度にこんな風に説明されています。
Hold住だけは、ここの字幕でもわざと英語交じりの表現ですが、かなり英語交じりの中国語ですね。
わたしなら、not fashion とか 我 think about の方が印象的ですが、hold住の「住」は結果補語というところが融合感が濃い感觉で素敵なのですね。


http://baike.baidu.com/view/6290587.htm


下の動画も見事なのですが、基本は同じですね。なんと幻のiPhone5を見ることが出来ます。
ただ、youtubeや他の動画サイトで検索すると、この一カ月の間にMs.Linの動画はたくさん、発見できるのですが、9月以降が見あたらないのが心配です。「hold住」の言葉の寿命はともかく、Ms.Lin は、何年も生き残ってほしいものです。