中国で中国語を使い過ぎる (八日目)

いつのまにか、中国に来て8日目です。
体調は一進一退の体もあったのですが、昨日の午後から今朝まで起きられずに、今日の中国語交流はお断りをしました。
かなりの発熱と頭痛と下痢と、足腰が立てなくなるという状態でした。寝たり起きたりして、汗をいっぱいかいているうちに、歩けそうな気がしたので、またぶらぶらと歩いてしまいました。



とにかく、歩いてあきません。
また、実際迷子になるくらい、知らない道を歩くのですが、大抵の道が、物が売られ、美味しそうな食べ物の匂いや、何だか分からないけど、懐かしい匂いで覆われています。



どうして、こんなに体調が悪くなったのかというと、いろいろな原因があるのですが、その一つは中国語の話しすぎが一番だと思っています。



元来、人と話すことが苦手で、自分ほど無口な人間に会ったことが無い。と自覚しているくらい、無口な人間が、約束をした人たち以外に、なぜかお店で、知らない人と積極的に話そうとする自分に、驚きつつ、結局は中国語話し酔いすら感じました。



無口な人間でも、話しやすい場というのは、按摩店だと思うのですが、60分、90分の話しっぱなしというのは、中国語の練習になるなと思いつつ、拙い中国語を使って、shiとsiの区別がつかない中国語を聴き取るのは、なかなかシンドイものです。



結局、こちらが片言の中国語を話すと、相手も片言の水準に降りてきてくれるのですが、それでも聴き取れない言葉が多いです。
按摩店は、それこそ一対一の場になってしまうので、話さないといけない強迫間にも襲われますが、だいだい片言同士で会話が成立します。
今日も、結局ちょっと豪華な外見の按摩店(90分、178元。ちなみに最初に行った盲人の按摩店は一時間50元。他の店は1時間80元〜100元あたりでした)に行ってしまったのですが、そこで働く女性に、「結婚したら、旦那さんに按摩をすると、絶対喜ばれるね」みたいな事を軽く話したら、「この仕事は、周りから見下されているから、そんなことは言えない」と言われて、長く強くこめかみを押されてしまいました。指先からも、彼女の何かを感じられ、中国語以外での中国語交流をしたような気になった日でした。