2011-01-01から1年間の記事一覧

「無言歌」のことを思い出してみる

・映画の内容について完全に触れています。 まったく中国語とは縁の無い知り合いと、映画「無言歌」を見に行きました。わたしは勝手に文化大革命の頃の映画と思っていたのですが、実際は文化大革命前に毛沢東が採った「反右派闘争」という出来事であることを…

無言歌

いつのまにか年をとってしまうと、身近には、様々な健康に問題がある話を聞くことが多くなります。命の質は同じなはずなのですが、そんな話を身近な人から聞くほど、一日の貴重さを実感させられます。 いろいろと時間が無くなっていた時に、中国の方に声をか…

レッスンという名の舞台

今は週に一回、skypeで発音を見ていただくレッスンをお願いしています。 中国語関係について、読んだり聞いたり見たりといろいろなことをやっているかのようなことを書いていますが、常に自分にとって一番の中心なのは、レッスンの準備と復習と、そのレッス…

红歌と文化大革命と陈凯歌

週末には気楽に中国の方たちが再創造している「紅軍」の動画を紹介したのですが、なぜ、こんなに、紅歌の曲が使われているのかを不思議に感じました。 とxiaoqさんの説明を無断で引用してしまうと、 聪明的xiaoq女士解释了 >「紅歌」というのは中国の革命賛…

搞笑漫画日和和三国演义

前回の記事であまりに熱心な中国語学習者の関心が高かったようなので、さらに一部の方に向けての中国語新教材の紹介です。 今回は、いきなり日本語無しで、普通の中国語版を見てみましょう。 最初は字幕を見て、シャドウイングなどをして、次第に字幕を見ず…

平田的世界

本当は中国語を聴きとれているのではないのに、中国語が聞き取れたように錯覚してしまうことはありませんか? 典型的な例としては、何度も同じテキストを聴いていると、話しの流れを記憶してしまい、中国語を聴きつつ、頭の中では労せずして意味を理解してし…

我的父亲和母亲

毎月、同学のもといさんと同じ中国語文章の和訳をしています。どうして始まったのか、もう忘れてしまいましたが、今回の題材は映画の和訳にしましようと決めたものの、原文を起こすのは無理かなあ。と天井の染みを見ながら他人事のように考えていたところ、…

くだんの件について

先週中国の朋友と話していて、日本の小説をひとつだけ教えてほしいという難問を聞かれました。この手の質問は、本当に読んで面白かったと思われたいのですが、わたしが勧めた小説と思われると自分が値踏みされるようで躊躇してしまいそうなのですが、この時…

女優魂で中国語

オタクの中国友達と話をしていて、わたしに合う映画は、周星驰ではないかと言われました。彼の映画は、逆に日本の作家、馳星周が映画評論家だった頃に知って、「食神」食神 [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2005/07/20メディア: DVD クリック…

中国脳

よく外国語学習者の間では、英語脳だとか中国語脳という言葉を使って、主にその言語の発音をよくして、聴き取りをよくするために使われているかと思います。 わたしは、そういう「中国語」脳ではなくて、「中国」脳について、中国の朋友と話すと考えることが…

中国語に負け続ける

レッスンという名の一対一の中国語授業は結構受けているのですが、一度たりとも、終わった後に「上手く出来たなあ」と思ったことはなく、必ず「わたしは、なんて中国語が出来ないのだろう」と感嘆文的な猛反省をしたりします。 とりわけ、先週の「匆匆」の朗…

家有11人

中国の朋友に、未だにドラマ「家有儿女」の難しさを話していたところで、中国の日本語学習者の間で今一番話題のドラマは、「家有11人」だと教わりました。 え、何?と、今のドラマに全く疎くなったわたしが教えてもらうと、「宮藤官九郎」の新作ドラマでし…

朱自清 「匆匆」の和訳

こちらも、同学もといさんと同じ作品の和訳です。最初、さらっと読んだときは、あまり難しくは感じませんでした。しかし、改めて日本語にしようとすると、最初の一文からして、どう訳すのかわからなくなり、出だしをもといさんの和訳を参考にし、あとは自力…

中国の腐女子文化

博雅汉语の第七章に載っていた課文「戏说中国人」の原文は、 中国の思想広場というサイトに載っていて、立派と言えば立派な文章かもしれないのですが、今までのこのテキストに掲載されていた他の文章と比べると、文体も全体の理論も、また特に最後の結論も物…

老舍 《养花》 全訳

わざわざ全訳と書くほど長くない文章なのですが、これも「もとい」さんとの中文和訳競作になります。実は去年、大学生の第2外国語用教科書で若干編集されたこの文章を暗唱していたので、今までの和訳競作シリーズと比べると、とても簡単に進みました。とはい…

電子辞書を使った中国語本の読み方と、youku.com 优酷での中国映画の見方

前回は自分でもまだ、あまり使いこんではいなかったのですが、慣れてくると、この電子辞書で中国語を読むのは、とても便利なことを実感しています。とくに中国語から辞書の部分に次から次に飛んでくれて、また、辞書からその例文も同一画面で開くことができ…

猫の手も借りて中国語を読みたい

中国語学習ブログのnihaoperioさんのところでおしえていただいた、「キャットジャーナル」がわたしの家にも届きました。 これは本当に日記でも学習ノートでもなく、猫のための猫ノートですね。 Nihaoperioさんは、このノートに最初に何を書くか悩まれていま…

“Hold住”的用法

いままでは、中国語の文章を書く時も、自分の書きたいことを主にして中国語では、どう書くのだろうという書きかただったのですが、なかなか単語や語法を自分の物に出来ていないので、寧ろ中国語のテキストに出てくる単語や語法を使う方を主として、そこに「…

Hold住

今でも、「家有儿女」は、わたしにとって難しく、辞書に載っていない言葉もあるので、中国のとてもとても若い老師にわからない点を聞くことがあります。 このすでに古くなりかけているドラマでは、一時的な流行語はそうないので、「どうしてそんな昔からある…

あなたはそれをどうやってどこまでやりますか

おなじようなことを何度も書いている気もするのですが、もういったいテキストって、どこまでやればいいのでしょう。気が済むまでとなると一生気が済まないようでもあり、一回読めばそれで許していただきたくなることもあります。 たとえば、三か月間かなり真…

【修正】去上海的日本人如何说中文

前に書いた「去上海的日本人如何说中文」の添削の連絡をいただき、日本語五割、中国語五割の雑談をしながらも、ぐだぐだと中国語の説明をしてもらいました。 以前の文章に直すのが面倒、じゃなくて大変なので、修正文章をそのまま掲載します。 いろいろな老…

再访上海

「再访」という中国語は無いのかもしれませんが、昨日老師と話していて、「再别康桥」の「再别」が詩人の作った言葉のようなもの、と教わったので。であれば、「再访」くらいわたしが作っても罪にはならないのでは。。とフイツジェラルドの「バビロン再訪」…

去上海的日本人如何说中文

わたしが滞在した場所は、上海の中心地から離れた場所だったのですが、行き交う車はどれも高級車でした。一番多かったのが、日本の高級車で、次にドイツ車だと思うのですが、東京のどこと比べても、間違いなく高級車率が高く、また運転をしている人も若い人…

荷塘月色 朱自清

わたしの唯一の同学、もといさんと同じ文章の和訳をすることになって、3,4回目の「荷塘月色」全文和訳です。この作品は、去年暗唱をした「心に残る中国語」に一部が掲載されていたのですが、どうしてもこの文章だけが難しくて暗唱を諦めていました。 そし…

即使所有的青藤树都倒了

この文章も「博雅汉语」というテキストの課文です。中国語の全文を打つのは、面倒だからとこの課文をネットで探してみると、テキストの1/2くらいの量になっている文章がみつかりました。テキストの文章はさらに長くやっかいなのですが、これだけ短くなる…

中国で、「中国語は絶対勉強するな」と言われる

上海の地下鉄は毎日利用をしていたのですが、改札手前に監視人のような方がいて、彼が指をさす特定の人は荷物検査をさせられ、わたしは必ずこの荷物検査をさせられてしまい、まだまだ自分の風体は上海に馴染んでいないのだなあと、実感させられました。 2週…

中国で何度も迷子になる  (十三日目)

中国に約2週間いて、純粋に中国語を上達させられたかというと、全くわからないのですが、むしろ自分の今までの中国語がどの水準なのかが実感できたことは間違いありません。 それは、単純に自分の中国語会話能力の低さを実感できたということになってしまう…

中国で中国語を使い過ぎる (八日目)

いつのまにか、中国に来て8日目です。 体調は一進一退の体もあったのですが、昨日の午後から今朝まで起きられずに、今日の中国語交流はお断りをしました。 かなりの発熱と頭痛と下痢と、足腰が立てなくなるという状態でした。寝たり起きたりして、汗をいっ…

中国で体の神秘を知る (四日目)

昨日、やけに気が合った、タクシーの運転手が絶賛をしていた病院へ行きました。 昨日の運転手の話では、日曜日でもやっているという話でしたが、どうも入れる風ではありませんでした。 看板をよくよく読むと、「男科」「妇科」「无痛人流」「不孕不育」「性…

中国で愛を語る (三日目)

昨日の盲人マッサージの人は、体が横にも縦にも大きく、声も太くて大きく、ちょっと恐かったのですが、本当にマッサージをしているときは、これで治るのではないかと思って、腰を押されて唸りながらも、完全にこの腰痛が直ってしまい、毎日このお店にお礼と…