中国語は暗記するな

このタイトルは、かの森沢洋介さんの「英語は暗記するな」からの言葉ですが、森沢さんの説明では、英語が苦痛になる理由として、受験英語の暗記学習があり、それは必要ではない。暗記は効果に対して負担が大きいだけだ。という説明です。
 まあ、人の目をひくタイトルとして、暗記を求めない「音読パッケージ」は。。と繋がっていくわけです。しかし、この本を読むと、かのサイト「英語上達完全マップを10カ月やってみた」自体が、やはり凝った宣伝だったのかもと思ったりもします。
 現実的に、外国語学習で暗記が効果的かどうかは、誰かに任せておき、実際に年齢とともに暗記力の衰えを感じている者にとって、「暗記が必要ない」という言葉は、多少の救いにはなります。
 しかし、「暗記をするな」と言っておきながら、森沢さんの「音読パッケージ」も、相当の反復練習を求めます。しかし、そのトレーニング方法の中で、音読がお経を唱えるような機械的に繰り返しでは意味が無い。とわたしも十分身に覚えがある音読トレーニングの形骸化は効果が無いのだと書いています。
 また、どの中国語教材でも真っ向から「例文を暗記しろ」と謳う本間史さんの、暗唱ドリルは、もう何回音読させるんだヨ。という繰り返しの音読で暗記をさせる方法は、数課をやっただけで、わたしは挫折してしまいました。密かにいつか、やり直したいという気持ちはあるものの、いやいや、森沢さんが「暗記するな」って言っているのですから。とわたしの脳内体育系の繰り返し暗記トレーニングに惹かれる声を抑えています。

結局のところ、暗記しようが、出来無かろうが、ひたすら読んだり聴いたりする時間を増やせばいいだけだろう。と、あまりに暑かった今日は、まず心と体の集中力をあげようと、朝と夜に、合わせて3時間以上走ってしまいました。少し間違えた行動のような気がします。