さらにさらに、「家有儿女」で学習をする


結局2週間たっぷりかけて、ようやく「家有儿女」、第一話のレッスンが終わりました。ドラマの脚本は本当に上手くできています。。 
いや、もうそんな脚本の善し悪しを語っている場合じゃなくって。
このテキストはわたしが持っているどの初級のテキストよりも、内容が難しいです。ただ、そんなに高度な単語や語法を使っているのかと冷静に文章を見つめてみると、しょせん家族の日常会話なので、観念的な言葉も専門用語もないし文体の解説が必要なややこしい言い回しも一切ありません。
欄外の単語の解説と別ページの語法の解説で、わたしのような初心者の水準でも、ほとんどの単語を解説してくれています。
ただ、単語や文法は、一人で理解できても、どうしても日本語としてうまくきちんと解釈でない部分が結構出てきて、そこをネットの老師に解説してもらえたのが、とても助かっています。
ただ、ネットの学習のために、わたしが一番時間をかけているのは、とても恥ずかしい話ですが、「声調」の確認と、それに付随する用語を辞書で調べている時間です。
テキストにはピンインがなく、新出単語の解説にはピンインが振られているのですが、それ以外の、寧ろかなり基本的な単語の声調まで調べては、恥じらいも見せずにテキストに声調記号を書きます。
せっかく辞書を使うので、新出単語で解説されている用語についても、あやふやであった言葉は調べて、用例を見たりしていきます。
さらに、レッスンで音読をさせられるので、これまた何度も音読の練習もします。また、テキストにはかなりの練習問題があるのですが、それをレッスンでやっていると時間がないので、ここも予習で完全に準備をしておいて、不明点だけをレッスンで聞くことにしています。というわけで、一回のレッスン(一話の1/6の量)を準備するだけで、4、5時間くらいはかけているかと思います。
ようやくレッスンが終わったので、週末はテキストを見なかったり、ななめ見をしたりで、ドラマを流してみたり何度も止めたりしつつ、もう「家有儿女」三昧でした。おかげでドラマに集音マイクが見えたりとか、書棚にある本の名前まで覚えてしまいました。あ、ちがう。勿論覚えるべき点は、そんな背景にあるのではなくって。


諸々の口語のテキストで解説されていた様々な文法解説が、ドラマの自然の流れで役者が気持ちを込めて発せられる台詞を見て聞くと、もうそこではややこしい文法解説は不要となって、“原来是这样”と、すんなり頷くしかありません。
このテキストではじめて見る名詞にしても動詞にしても、わたしにとっては他のテキストでは、なかなか定着しない単語が、すんなり染み込みました。
今では、「家有儿女」第一話限定解釈世界大会が開かれても、満点を取る自信があります。とネットの片隅でほざきたくなるくらい、隅から隅まで逆に隅を拾い出すくらい学習しました。
と、テレビソープドラマをそこまで詳細に学習する必要があるの?という問いには、だって面白かったから。と答えるしかありません。
とりあえず、こんなペースの学習が最後まで持つわけがないので、一巻の第4話までは、完全主義で学習をしてみようと思います。


以前、「家有儿女」子役が下手だと書いてしまいましたが、小雪役の彼女が第二話(すでに予習してます)で一生懸命泣きながら言う台詞はとても好きです。脚本自体も素晴らしいのですが、特に彼女がこの芝居を相当練習していると感じられるところが。。。