中国語の暗記と多読

多読の教材としてお土産で集めてもらったテキストの「我当上了中国女婿」は、相当面白かったです。これは後ろ表紙を見ると、1000語標準で書かれたテキストとなっています。
北京大学の同種類の書籍も、1000語を読んだのですが、文章は妙に易しくて、それでいて内容は面白くなかったのですが、この北京語言大学のシリーズは1冊読んだだけですが、とても面白く、その内容にすぐ入り込めます。それでいて、1頁に4,5語知らない単語が出てくるのですが、それらの単語についても欄外に英語で説明がついているので、全く停まることなく読み進められます。
今回読んだ「我当上了中国女婿」は、中国の恋愛、結婚事情について書かれた14の文章が集まっています。今、手元に本がないので正確ではないかもしれませんが、中国式の「ロマンチック」というエッセイでは、こんな感じです。


中国式的“罗曼蒂克”
对他而言,身体接触,约会,应该是恋爱的关系;而对这个男孩来说,他可能想到的是有趣,她只是许多女孩中的一个,没有任何特别的意思。
ここでは、男がアメリカ人で女性が中国人という背景です。さらに、別のエッセイでは


职场存在“已婚歧视”吗
左菲菲去一家公司找工作,面试的过程非常顺利。最后,主人突然问了这样一个问题:“你结婚了吗?”早已结婚的左菲菲用一秒钟的时间对当时的情况进行了判断,接着毫不犹豫地回答:“没有。”然后主使人说:“你看什么时候能来上班?”

と、わたしの僅かに知っている中国人女性の性格からも想像し易い場面です。
同シリーズの他の本は成語の由来であったり、故事であったりとするようなので、全部が全部こういう内容ではないかもしれませんが、わたしのような1年以内の学習者が読めて、読むのに値する本だと思います。興味がある方はぜひぜひ試してみてください。日本の輸入教材をネットの店でもたいていは扱っているようです。


ただ、もっと一生忘れないくらい中身を暗記したいという試みで使っているのが「心に残る中国語」です。今週末に老師の前で暗唱を披露するのは、老舎の先週の続きです。
特に後半部の音の美しさが印象的なのですが、これも手元に本がないのですが、暗記を確認するために書いてみます。

第三课 养花
老舍

不过,尽管花草自己会奋斗,我若置之不理,任其自生自灭,他们多数还是会死了的。
我的天天照管他们,像好朋友似的它们。一来二去,我摸着一些门道,这就是知识呀!
多得些知识,一定不是坏事。


我不知道花草们受我的照顾,感谢我不感谢;我可得感谢它们。
在我工作的时候,我总是写了几十个字,就到院中去看看,浇浇这棵,搬搬哪盆,然后回到屋中在写一点,然后再出去,如此循环,把脑力劳动与体力劳动结合到一起,有益身心剩余吃药。

送牛奶的同志,进门就夸“好香!”这使我们全家感到骄傲。
花儿分根了,一棵分为数棵,心理自然特别喜欢。
有喜有忧,有笑有泪,有花有实,有香有色,即须劳动,又长见识,这就是养花的乐趣。


だいたい合っているような気がするのですが、いくつかの単語は、すぐ漢字に変換できずに、日本語から辞書を引いて確認をしてしまいました。いつまでたっても、なかなかピンインが頭に入りません。さらに四声が頭にも体にも入りません。
テキストでは、2頁にまたがっている文章なのですが、こうやって初めて文章を打ってみると文字数の少なさに驚かされます。しかし、木曜日にここまで書けても、土曜日に完全な発音と四声で、背诵できるかというと。
今までの感触からして、まだ50%くらいでしょうか。
細かなところまで、発音と四声の精度をあげようと思います。
何度も練習をすると、言いやすいところと、言いづらいところが明確になって、またそこに力を入れることができて、面白いです。ああ、今は中国語の何を読んでも聴いても見ても話しても、面白くて死にそうです。