四声徹底対策

と、どんどん読む人を限定する記事になっていく気もしますが。。
たとえ、北京語言大学の先生が外国人の音痴と四声の関係性を完全否定したとしても、わたしは生涯をかけてこの「音痴と四声」には関係性がある説を主張しますよ。
よく音痴と中国語の四声には何も関係ないという例で、中国人にも音痴がいて、普通に四声を出せているから問題がない。と宣う人もいますが、それは観点が全く違います。
つまらない論文調に書くと「音程を頭の中に確立できない者の『第2外国語』における声調言語の習得は極めて困難である」みたいなところでしょうか。
勿論、わたし並の特大音痴の人が、大人になってから習得する第2外国語としての中国語を常に正しい四声で発音できて、聞き分けられる人がいるのでしたら、もう、こちらの理論はスリスリと三つ指をつきながら引き下げますよ。って、アレ?もしや、普通にいますか?


しかし何でも解決してくれる、yahoo知恵袋さんによると、完璧な生まれつきの音痴は現実に存在し、中国人にも四声が出来ない人さえいる。と説明している記事もあって、音痴と四声は関係ないという退屈な正論を押しのけて「ベストアンサー」を貰っています。
が、さすがに、この例は無視しましょう。
本当に完璧に出来ない人というのも存在するのかもしれませんが、おそらく日常生活に支障がない程度の音痴達(わたしやこちらにコメントを書いていただいたtakowさんやチヒロママさんら)には音痴なりの四声攻略方法があるはずです。ちなみにカラオケ好きであるらしいYOKOさんは、たぶん四声を覚えていないだけか、四声とちがう音階で漢字を読むカラオケをやり過ぎなのかも!


で、わたしなりの四声特訓を書く前に、とてもお勧めの四声サイトはこちらです。
http://www.ne.jp/asahi/yikai/class/hanyu/sisheng/sisheng.htm#sheng1
中国語の四声が苦手な人への解説やその解決方法を説明されている文章はあまり見かけたことがありませんが、こちらでは、四声が出来ない理由と、その練習方法がきちんと整理されて紹介されている感涙モノです。
以前もこのサイトのことをここで書いた記憶もあるのですが、わたしもこちらを読んで、額や膝を何度も叩いただけで、まだまだこちらの作者の書いた真意を理解できていませんでしたし、練習方法も本当に実践するとことまではいけませんでした。
こちらの分類では、耳が悪い人≒音痴として、音痴には音痴の練習方法を紹介されています。
骨伝道の説明などは、読んだときはあまりぴんとこなかったのですが、今になって、こちらで解説してある、「自分の発音を録音して,正しい発音と比べる練習をすること」というのは、自分でも最近よく自分の声を聞き返してみることは、確かにかなり効果を実感できています。


またそれとは別に、わたしがリアルに練習してきたことと今の実感を書くと、四声の発音についてはかなりの時間をかければ、少しずつ直していける。でしょうか。
Chstdさんが、独学で人の3倍くらいは努力しました。と書かれていますが、わたしは恥ずかしながら、もしかしたら普通の会社員が3年間くらいかける学習時間を1年間で達成してしまったのかもしれません。そして、その全ての時間をおよそ四声のチェックと確認に使っていると言っても。。。少し大袈裟なだけです。
いろいろな工夫をした結果、四声の発音は、半年前くらいに比べると、かなり間違いは減ったと思います。ある文章を何度も何度も読む練習した結果であれば、四声の間違いはさらに少なくしていけ、最終的にはゼロにすることも可能かもしれません。
と、その工夫については、またあとで。


ただ、「発音は」と書いたのは、四声の聞き分けは未だ自信がありません。よくある四声を聞き分ける問題も、未だに「普通に」間違えます。これについては、間違えた箇所を何度も繰り返せば、当然出来るようになりますが、それはその問題を繰り返して覚えてしまっているだけで、あまり意味がありません。
この子音がついた単語の四声を聴いても、正しい四声の判断が出来ない。という事象を、頭の中で四声をイメージできない人=四声音痴とわたしは定義しています。
ただ、冷静に考えれば、現実的な中国語を利用するシチュエーションで、今の単語が何声と何声の組合せであるのか?というクイズに答えられなければ、中国語が聴けなかったり話せないわけではありません。四声をすぐに聞き取れないというのは、効率が悪いことにもなりますが、なぜか会話では、知っている単語についてはただしく聞き取れるし、それなりに正しい四声で発音ができてしまいます。
で、それはどうしてか?といったことの考察や、音痴と自覚できている人の四声対策については、連載100回くらいで書いていきたいです。
ただ、思うに自分の四声が「おかしい」と自分で気づいて、正しい四声を習得しようとしている人や、新幹線を使ってまで四声や発音を直しに来ようとしている人たちは、四声の間違いに気づけない人よりも、ずっと正しい中国語習得の道に入っているのではないでしょか!と、タイトルのわりに中身がスカスカなのは、Bàoqiàn Bàoqiàn !