中国語教材の使い方


連休に、北京大学の500字水準の小説「如果没有你」(もしあながたいなければ)を読み終わりました。このシリーズの小説としての奇妙さばかり書いてきましたが、今回もまた凄いですね。スリの男性を女子大生が好きになるのですが、それは小説としてありうる話かもしれませんが、この小説の無茶ぶりは凄いものでした。
と、小説としての完成度については、大いなる疑問を持ったこのシリーズですが、当然ながら文章は平易で、それでいて各種の補語や基本的な文型に多く接することができたことは、よかったはずです。(きっと。。)あと、一気に大量の中国語文章を読むことに慣れることができました。
こちらも、機会があれば、ぱらぱらと読み返したりCDを聞き返したりしようと思います。


また、ようやく「漢語初級口語教程」の上巻が一通り最後まで終わりました。下巻も来月には終わりそうです。この北京大学の留学生用の教材の特徴は、あまり文法に重点を置いていないところでしょうか。特に会話部分は基礎的な会話で、朗読部分に、面白い素材が多いのですが、この素材を乗せることが先にあって、文法や単語を学習させるための教材作りとはなっていないところが好きです。だから、この初級の上と下を通読しても、おそらく必須な単語や文法を学び通せることにはなりません。しかしこの教材の朗読部分の教材は面白かったです。
教材のタイトルは「口語」となっているのですが、他の留学生用教材(漢語口語速成、説漢語、初級漢語)のような、口語体を覚えさせるようにもなっていない、不思議な教材でした。


大学生2年生用の教材の難しさは、わたしが今の大学2年生の第2外国語水準をなめていたのかもしれません。手元にある教材を見るに、大学2年生用教材の到達点は、中級の完成にあるようで、留学生用の初級提高編を遙かに越えたところに入っています。
実際に留学生の1年間に接する時間の多さから、一年間で分厚いテキストを数冊使うようになっているらしいですが、この日本の大学生用教材は、こんなに薄い中に見事にいろいろなものを詰め込んでいます。
両方の多くの教材を使いながら、ゆるやかに、そしておそらく確実に中国語水準をあげていくには、留学生用のテキストの方が使いやすい。とも感じたのですが、その内容については、決して日本の大学生用テキストも負けていません。
ラジオやテレビや、また文法書の執筆者として、有名な先生方が作られた素材は、読み物として面白い物が多いです。
少し変わったところでは、まだ使っていないのですが、「朋アリ遠方ヨリ来ル」は、一課がたった4行であったりするところが、相原茂先生の現実の大学2年生の状況を察しているというか、やはり個性を発揮しているところでしょうか。
で、これもまた使っていないテキストですが、関西大学編の「心に残る中国語」というテキストがあって、編集方針がまさしくタイトル通りの「心に残る中国語」を選び抜いたという点と、全ての課の練習問題の1が、テキストを背诵しろ。というところが、気に入りました。
せっかく、限られた頭脳と時間で暗記をするのなら、買い物をしたり、病院へ行くときの会話を覚えるよりも、わたしには、美しく記憶に残る文章を暗記したいので、これをきれいに背诵して、週に一回の老師に披露しようと思います。
また、単語や文型の暗記をしようかとも思ったのですが、せっかくそういう時間を作れるなら、漢詩を暗記していこうと思いました。
とこちらこそ、老師から、四声を体に馴染ませることと中国語の発音を丁寧に美しく発生する練習にいいということで、漢詩の暗記を進められました。今は殆ど知識がない漢文についても、暗記から入って漢文の知識から派生して中国語の歴史を学びたいとも思いました。
やはり試験のための学習でもなく、さらに学習のための学習ではなく、すでに中国語から何かを学びたいという気持ちが大きくなりました。


と、大学のテキストと中国の留学生用テキストを比べていますが、実際に入門や初級レベルを独学で進めるには、一般の市販テキストが一番いいのかもしれません。
今のところ、わたしのお気に入りは、やはりあまりテキストらしくない、「生活中国語」と同じ著者の「中国語実習コース」です。さらに、「中国語がわかるリスニング」も、最初に手にした時に感じた難しさは今でも、そんなには変わらないのですが、小説を何冊か読んだあとからなのか、ぎっしりの中国語を読み進んでいくことに快感すら覚えるようになりました。


それから、「家有儿女」は、よたよたと第3話に入りましたが、このテキスト一冊がどんな留学生用テキストよりも厚く、内容が濃いので、このままなんとか4話まで辿り着きたいものです。
それからそれから、「聴く中国語」にまで、なかなか手と目が回らなくなってしまったので、完全ではなくても、一通り聴いて読み通したいです。

今は、人生で一番机に向かっている時間が多い気がします。休日には一日の学習時間が10時間を超えたあたりで、集中力が落ちるというか、頭痛すらしてくるので、連休は久々に走ってみたところ、今度は疲れて机に向かえなくなってしまいました。
と、気を取り直して、また孜孜不倦地用功。

連休の予定

今日は、たぶん一日に2回ここの記事を更新しようと思います。
連休は中国語にとことん浸れそうで嬉しいです。


まず、「家有儿女」の第二話の最後の第六課と、第五課の練習問題。
また、漢語初級口語教程(下)の15課
漢語口語速成(提高編)の11課
作文練習
あとは、テキストの通読か500字小説も一冊読みたいです。

と、夜に実際にどれだけ出来たのか、書いてみたいと思います。

「家有儿女」で芝居上手になる


もう家有儿女を見ながら、役者と一緒に台詞を言えるようになりました。
そして、もはやシャドウイングとか語学学習的方法では全くなく、役者の声も聞かずに、自分で役者になったつもりで、喋ります。
最初は、ただCDでの練習と同じように、音読をするつもりだったのですが、音読の基本は、その音と何もかも真似をする。を信条としているわたしは、DVDを見ながらの音読となると、もう役者の真似をするしかありません。
この短いドラマの中で、ジェットコースターのように喜怒哀楽を表現する役者達に、やはり負けてはいけないという役者魂(あったのか!)が燃え始め、わたしももっと観客に笑いをとりたいとか、もっと泣かせたいとか、もしかしたら間違えた方向に走っているかもしれません。と、いつのまにか、ここでも学習ではなくなっているのかと自分を頷かせます。
今は、まだ第二話の2/6が終わったところなので、調子に乗って、第二話の残りを全く予習をしないで見てみました。また面倒だからか、純粋にドラマを楽しみたいからか、ほとんど字幕も見ないで続きをみたのですが、これがドラマの力なのか、およそ内容を理解することができました。
ただ、そこで理解できた。と感じてしまうのは、もはや語学の听力とは違う力のような気もします。役者の表情や身振りで、あるいは、長い台詞のほんの一部が聞こえただけで、なんとなく話全体の流れを察することは出来てしまいます。
これは、語学学習とは違う。という考えもあるかもしれませんが、さらにこれを短い時間で集中的に何百話と見続ければ、単語や文法を学ばなくても、自動的に「ある程度」の語学力がついていくのではないか。とも、たとえば、ツインピークスを字幕無しで見てわかったふりをしていたことや、中学生のときに交換留学生とお互いの言葉を知らないくせにそれなりのコミュニケーションを取れてしまっていたことや、日本に来たことがない中国の人が日本のドラマをネットで見ているだけで日本語を覚えてしまったという話を強引に関連づけて、ドラマだけでも語学を学ぶことはできるのでは!とも思わなくもないです。
が、これもまた自分の貧乏性か、楽しいだけでは物足りない。という感覚が下地にあるのか、「地道に苦労してこそ、わが人生」。。いや、「その努力が報われないことこそ、人生の醍醐味」との信条のもと、またもう少しテキストの音読や背诵をしたくなりました。
と、なんだか常に思いつきで、ころころと学習方法を変えているようですが、その通りです。
とはいえ、9月になったので、週末には、今一度プロジェクト管理のように12月までの予定を作りたいです。


北京大学の500字レベルの小説「電脳公司的秘密」も読みました。ただ、300字小説に比べると、つっこみどころがなく、まあ普通のあまり面白くない小説。という感じが残念でした。ソフトの盗作問題で、最初から怪しい人間がでて、予定調和的な物語が進んでいくだけでした。この、「つっこみどころがない」という点で、あと残りの4冊を読むのも多少辛く感じるのですが、できれば、この週末に、一気に読んでしまいたいです。
ただ、今回は文字量も多く、音読CDのスピードで1時間20分くらい?結構なボリュウムでした。中国語の小説をたくさん、読みたいのは、決して単語を覚えたいのではなく、語感を身につけたいからなので、それが実現されているのかも、よく実感できていないのですが、何カ所か基本的な単語の集まりなのに、意味がとれなくなるところがありました。「家有儿女」で学習していても感じるのですが、細かく見れば見るほど、どうしてここでこういう言葉を使うのだろう。と気になるところが結構みつかります。老師からの説明をしてもらっても、完全にすっきりするわけではないのですが、まず躓いたり進んだりしながら、あとで文法書を読んだり、単語集で確認をしていきたいです。。と、学習しはじめた頃から考えていますが、ままなりません。。

人は「家有儿女」だけで中国語をマスターできるか

いや、そんなことを試す気はないのですが、この一体全体何話あるのかわからない、「家有儿女」の全話をもしも、完璧に読めて聴き取れれば、それはもう、かなりの水準になるのかと思います。
ただ、まだ一話と、二話の1/6までの学習が終わり、とくに第二話の1/6である第一課を汗水涙流して準備して、ようやくネットの授業が終わったところで、脚本の面白さ以上に、ものすごい疲労感を感じてしまいました。
とくに、この準備のためには、早朝も電車の中も会社の昼休みも帰りの電車も駆け足で家に向かう途中も、もうもうずうううううっと「家有儿女」だけでした。
要は今のわたしの中国語水準では難しすぎるのでしょう。調べる用語が多すぎて、練習問題もきちんと書いて提出しようとすると、かなりの時間がかかってしまいます。
毎週3回のペースで、9月には、全部終わらせるくらいで。と、たかだか24分×4話=一時間半くらいのドラマに、そんなに時間をかけられるか!と思ってしまったのですが、かけられます。否!かけさせていただきます。
12月くらいまでに、この4話分のテキスト一冊をきちんと終わらす。で、充分中国語脳もお腹いっぱいな気がしてきました。


そうそう、この第二話第一課の白眉は夏雪が泣きながら、心情を吐露するシーンなのですが、こんなに良い台詞を、せっかくこんないい芝居をしているというのに、彼女のTシャツの文字が「記まじめ」なのが面白すぎます。
これは、スタッフに日本語がわかる人がいないことのミスなのか、あるいは、分かった上での高度な(何の?)技なのか不明です。
中国人の老師にも、このシャツについて聞いたのですが、中国の若い人の間では日本語のシャツも流行っているけど、このシャツの文字がよく見えないと言われてしまいました。たしかに、はっきりはしていないのですが、たぶん「生真面目」を意味で間違えた「記まじめ」になってしまったのか。あるいは、「まじめさ」を「記す」という意味なのかしら?
と、0.5秒くらい考えさせられてしまいました。

あと、もう少し、「家有儿女」一辺倒から力を抜きたいと思ってきたのは、しばらくシャドウイングやら、単純な口語の音読もしなかったので、音読欲がでてきたり、やはり腱鞘炎になるくらい漢字も手書きをしたい欲が、出たりなどなどで。ここ暫く「家有儿女」ばかりで、細切れな計画的学習ができなかたので、また音読やら漢字かきやら、いろんなことをしてみたくもなりました。


それからそれから、週末には、「聴く中国語2010年8月号」(最新号から一つ前のやつ)を読みました。とはいえ、わたしにはかなり難しいところがあって、各項目毎に細々と読んだり聴いたりしていたのですが、もうこの雑誌も完璧さを求めると何時までたっても終わらない気がしてきたので、一気に最初から最後までCDと合わせて読みました。
すると、どこよりも面白かったのが、「蝸居」の小説です。中国ドラマでこの「蝸居」が話題になって視聴率が高かった。という話はどこかで読んだことがあったのですが、「聴く中国語」に掲載されていたのは、小説の方です。
この作者が、どういう人なのかも全く知りませんが、とても上手いです。もちろんわたしは隣頁の日本語翻訳も読んでしまっているからかもしれませんが、この軽やかな文体には驚きました。テレビドラマでは、一部で放送中止となるくらいの悲惨、猥雑な物語。という暗いイメージの話かと思っていたのですが、この小説の途中に当たる一部を読んだだけでは、マンション購入を考えるだけの描写でも、充分面白いのです。
というわけで、これもまたまたヤフオクでバックナンバーを買えたので、遡って一回から読んでみたくなりました。8月号の次は9月号とならずに、4月号から、もちろん聴く中国語全体を読んで、早く9月号に追いつきたい。
このドラマのことも、中国の老師に訊いたところ、「マンションを買うだけで、そんなに苦労をする必要はないと思った」という、なんとシンプルな感想。
このドラマのおかげで、ある意味現代中国大都市でのマンション購入についての、滑稽さを宣伝できているのかもしれません。ねえ。

さらにさらに、「家有儿女」で学習をする


結局2週間たっぷりかけて、ようやく「家有儿女」、第一話のレッスンが終わりました。ドラマの脚本は本当に上手くできています。。 
いや、もうそんな脚本の善し悪しを語っている場合じゃなくって。
このテキストはわたしが持っているどの初級のテキストよりも、内容が難しいです。ただ、そんなに高度な単語や語法を使っているのかと冷静に文章を見つめてみると、しょせん家族の日常会話なので、観念的な言葉も専門用語もないし文体の解説が必要なややこしい言い回しも一切ありません。
欄外の単語の解説と別ページの語法の解説で、わたしのような初心者の水準でも、ほとんどの単語を解説してくれています。
ただ、単語や文法は、一人で理解できても、どうしても日本語としてうまくきちんと解釈でない部分が結構出てきて、そこをネットの老師に解説してもらえたのが、とても助かっています。
ただ、ネットの学習のために、わたしが一番時間をかけているのは、とても恥ずかしい話ですが、「声調」の確認と、それに付随する用語を辞書で調べている時間です。
テキストにはピンインがなく、新出単語の解説にはピンインが振られているのですが、それ以外の、寧ろかなり基本的な単語の声調まで調べては、恥じらいも見せずにテキストに声調記号を書きます。
せっかく辞書を使うので、新出単語で解説されている用語についても、あやふやであった言葉は調べて、用例を見たりしていきます。
さらに、レッスンで音読をさせられるので、これまた何度も音読の練習もします。また、テキストにはかなりの練習問題があるのですが、それをレッスンでやっていると時間がないので、ここも予習で完全に準備をしておいて、不明点だけをレッスンで聞くことにしています。というわけで、一回のレッスン(一話の1/6の量)を準備するだけで、4、5時間くらいはかけているかと思います。
ようやくレッスンが終わったので、週末はテキストを見なかったり、ななめ見をしたりで、ドラマを流してみたり何度も止めたりしつつ、もう「家有儿女」三昧でした。おかげでドラマに集音マイクが見えたりとか、書棚にある本の名前まで覚えてしまいました。あ、ちがう。勿論覚えるべき点は、そんな背景にあるのではなくって。


諸々の口語のテキストで解説されていた様々な文法解説が、ドラマの自然の流れで役者が気持ちを込めて発せられる台詞を見て聞くと、もうそこではややこしい文法解説は不要となって、“原来是这样”と、すんなり頷くしかありません。
このテキストではじめて見る名詞にしても動詞にしても、わたしにとっては他のテキストでは、なかなか定着しない単語が、すんなり染み込みました。
今では、「家有儿女」第一話限定解釈世界大会が開かれても、満点を取る自信があります。とネットの片隅でほざきたくなるくらい、隅から隅まで逆に隅を拾い出すくらい学習しました。
と、テレビソープドラマをそこまで詳細に学習する必要があるの?という問いには、だって面白かったから。と答えるしかありません。
とりあえず、こんなペースの学習が最後まで持つわけがないので、一巻の第4話までは、完全主義で学習をしてみようと思います。


以前、「家有儿女」子役が下手だと書いてしまいましたが、小雪役の彼女が第二話(すでに予習してます)で一生懸命泣きながら言う台詞はとても好きです。脚本自体も素晴らしいのですが、特に彼女がこの芝居を相当練習していると感じられるところが。。。

「家有儿女」の授業


週末は、ずっと中国語を読み聞きしていました。
やったことの中心は、実は「家有儿女」でした。いったい、何話まで見たのか。というと、まだ一話も見終わっていません。
この、20数分のドラマをいったい何時間かけて学習しているのかと、我ながら驚きます。
まず、ネットでこのテキストを使って授業をしてもらったのですが、これがなかなか。
台詞が聴き取れない。というのではなく、テキストが難しいというのではなく、もう老師の話が聞き取れません。
なにやっているのか。っていう話ですが、日本語もわかる老師なのですが、こちらも、「もう一度言ってください」をあまりに何度も繰り返すは、いや、この「请在说一遍」の声調が違うと、これまた修正されてしまうレベルなので、なかなか進みません。
一時間の殆どを台詞の音読です。また台詞の意味がわからない所を解説していただいたのですが、それでもいまひとつ理解できていなかったり、考えてしまうと、沈黙が続いてしまいます。
自分でも、どこがわからないのか整理していなかったので、なかなか授業の進め方もわからない緊張のまま、第1回の授業が終わりました。
このテキストは、一話を六課に分けているので、一週間に一課だと、一話を終わらすのに、一ヶ月半。一冊のテキストが4話なので、なんと、たった4話終わらすのに、半年。このテキストを三冊もっているので、三冊の12話が終わるのに1年半ですね。
それは、あまりにもあまりだ。という気がして、もう少し自分の「家有儿女」の水準を上げようと、とりあえずドラマを聴き取るよりも、ドラマの台詞を音読し、不明点を調べ、練習問題をやりました。
しかし、内容が面白いので、他のテキストをやるより抵抗感がなく、また初見では難しいと思った言い回しや単語も練習問題までやると、すんなりと頭に入ります。
ただただ、ネットの授業の老師に迷惑をかけまい。という小心者のきまじめさから、準備を重ね、週末に4回の授業をお願いして、1話の4課。2/3まで終わったところです。
それでも、授業中の老師が話す中国語は1/3くらいしか、理解できていないのは内緒です。
しかも、「内容をまとめて」とか、内容の解説とか、この台詞をどう思うか?という質問には、心の中で「えー!」と叫んだ後で、PCの辞書を使いながら「少しわがままです」とか「わたしは上海蟹は食べたことがありません」とか、しょうもない答えを必死で返しています。


寿命が3ヶ月くらい縮んだ気がする「家有儿女」の授業でしたが、老師にも、わたしが、かなりイッパイイッパイであることを気づかれて、このテキストが難しければ、替えてもいいですよ。みたいなことを言われてしまいましたが、もう意地でも第一話は今週中に終わらせます。気合いが続けば、一冊の4話分まで来月には辿り着きたいところですが。。
しかし、このままのペースだと、一話で6時間のレッスン。4話だと24回のレッスン。いったい「家有儿女」に、どれだけお金を使うのか。と自分でも不思議ですが、もう暫く授業は続けてみようと思います。
内容は本当に面白いのですが、個人的なツボは、息子二人が、娘を歓迎する节目をするのを見て、刘梅役の女優が芝居でなくおそらく本気で吹いている瞬間でしょうか。あと、子役達の芝居は、あまり上手くないのですが、あの子役的な「芝居」ぶりもまた、見ていて楽しいです。


と、週末の中国語はそれだけでもなく、「漢語口語初級教程」もコツコツ進めました。上と下を一緒に進めているのですが、順調に行けば10月には終わりそうです。
「漢語口語速成」も相変わらず繰り返しています。この基礎編は、課によっては数百回の音読をしていますが、今年いっぱい何度も繰り返して定着させたいです。また、「提高偏」も、進めているのですが、これも少しずつ進めて、また来年の夏かGWに集中して復習をしたいです。
「初級からのシャドウイング」と「会話ルート66」と「瞬訳初級」も、飽きるほどやり続けて、精神的には結構飽きてきてしまっているので、もうどこまで続けるの?と、特に「初級からのシャドウイング」と「瞬訳初級」は、すでに一回り終わっていて続編もあることだし、10月には卒業するようにスケジュールを組みました。
「会話ルート66」は、今までは、なかなか単語が頭に入らなかったのですが、他のテキストを進ませることで、かなりの単語が既知のものとなり、音読をしやすくなりました。これは、内容がいまひとつ面白くない。という理由で、やはり9月か10月には終わらせて卒業させいたです。
「中国語がわかるリスニング 」は、今一番のお気に入りの内容です。全16話のうち、6話まで終わりました。怪談の話や桃源郷の話も面白い。わたしが持っているテキストでは、やはり一番難易度が高い文章なのは間違い無いのですが、内容が面白いので、先へ先へ進みます。
これも、全16話なので、9月には一旦終わりそうですが、年内中、何度も繰り返して、テキストを見ずに聞いて内容がわかる。ところまで聞き込みたいです。
「聴く中国語」は、とても面白いです。テキストが中国語を学ぶ。という方向だけでなく、現代中国の状況を知らせる。という方向に向いているかのような様々な話題や、個人的な記事も面白いです。ただ、月刊誌はなかなか手強いのですが、一ヶ月に一冊、もしくはバックナンバーも入れて2冊くらいは読み終わらせたいです。
「生活中国語」も、コツコツ進めています、もう少しで一通り終わるのですが、如何せん内容が古すぎます。日本のストで全ての電車が止まるとか、また作者の考えも、少し奇妙に感じる点が多いのですが、そこの違和感に、また少し惹かれたり。。これも、9月には一通り最初からやり直して終わらせたいです。
「説漢語」は、今は近所の中国語先生との発音素材ともなっているのですが、上巻を暗記目的で使っているときは、単語や語法を覚えるのに役立ったのですが、下巻に入ると、中国語で発言したり意見を伝えるのに有効的なように感じます。
これも今年中まで続けて、下巻も暗記を終わらせたいところです。


と、いろいろ書きましたが、いつのまにか、面白い教材を使いたい。という方向に向かっているのですが、これはもう学習をしているというより、本当に中国語を使えているという感覚になってきました。
ただ、あまりにもわたしは中国語を書いていないので、書けない漢字が多いです。音読だけでなく、暗記の最終段階とまとめとしても、中国語をきれいに書く。という習慣も身につけたいです。
という中国語欲望でぎらぎらしているこの頃です。

中国語学校と中国語電子辞書とCSLPod


先日キャノンの新しいWORDTANKが発売されたのですが、そういえば、わたしはこういった電子辞書を持っていません。紙の辞書も持っていることは持っているのですが、殆ど使っていません。
もっばら使っているのはPCの中にインストールした辞書。。これも電子辞書というのかもしれませんが、携帯用という意味の専用電子辞書は持っていません。その代わり(?)、iPohneに入れている辞書があります。しかし、こっちは、よほど電車の中で気になる単語をみつけて、よほど「今」調べなくちゃ!という気にならないと使いません。
大げさではなく、紙の辞書もiPhoneの辞書も開いたのは4,5回程度です。恥ずかしい。というかもったいない!!いや、やっぱり恥ずかしい!
電車の中や昼休みに学習をするときは、殆ど辞書を引く必要があるような学習はしません。とすると、携帯用の辞書の必要生が全くありません。
電子辞書を買っても、いったいどこで使うのかがわたしはイメージできないまま、中国語の学習をしてから数ヶ月がたってしまい、おそらくこれからも当分は使わないような気もします。
また、家ではさすがにテキストの語句を調べたり、よく辞書を使いますが、PCで使った方が操作が便利なので、PCの辞書があって、万が一自宅外で辞書をひきたくなっても、iPhoneさえあれば、今のところ他の辞書の必要性を感じられません。


国語学校については、発音だけの教室に短期通ったことがあるのですが、今は歩いて5分のところにいる中国語の先生の所へ週に一回通っているのと、今日からネットで「家有儿女」のテキストを素材の授業を受ける予定です。
小学校の頃から、全く授業で先生の話を聞くことはせずに、他のことをしていたので、学校で先生に教わる。というのが苦手で且つ恥ずかしいという意識があります。
ただ、さすがに中国語は発音が全くわからなかったので、学校へ行ったのですが、いい歳をしてはじめて学校で先生に教わる。という快感を覚えました。そこで、まったくの初心者が、丁寧に母音、子音を教わって、何人かの生徒と一緒に大きな声で繰り返して、また丁寧にその発音を訂正されるのは、面白く、楽しくもありました。
今は、やはり時間の都合で近所で中国語を教えるネイティブの方に発音を中心に見て貰っているのですが、やはりあの、大勢で一緒に朗読をしたり、老師に指名されて、緊張しながら発音をしたり、ぎこちない中国語どうしで会話をするという快感はいいものなので、また機会さえあえば、中国語の学校には行きたいです。

ネットで教わるというのは、まったく経験がありませんでしたが、昨日、テキストや今後の予定などを打ち合わせして、カメラつきで中国の老師と話すのも、恥ずかしながら面白かったです。
ただ、少し話しただけで、わたしの発音の欠点を指摘されてしまいました。また、「家有儿女」をテキストとして使うのは難しすぎるのでは、と心配されましたが、わたし自信が心配していたのですが、7月に「漢語口語速成」基礎編を半暗記するくらい毎日学習をしたのです。という話から、テキストを読んで見せたところで、「家有儿女」を教材にすることにOKが出ました。
今日の授業は楽しみなような、心配のような。こちらはもう、第一話の第一課と第二課の内容を何度も音読済みで、準備は万端です。そう、テキストは一話が六課に分かれていて、時間にすれば、一課が3分程度です。テキスト一冊では、24課になっているので、きちんとやると、たったドラマ4話なのに、数ヶ月かかってしまうのかもしれません。実際、どういう授業になるのか、ちょっと楽しみでもあります。


先月、無料で様々な中国語素材がある「CSLPod」のサイトを見つけて喜んでいたところ、そこから一ヶ月更新がないので、このサイトも終わってしまうのか、有料化になってしまうのかしら?と思っていたら、「网站要改版,所以停止更新了。」ということですね。よかったよかった。


サイドバーに、中国語100冊プロジェクトとして、これから読み終えていく本の記録を残していこうと思います。サイドバーには、汉字が表示できないようなので、部分的に日本語として残します。
また、ドラマや映画は数には入れずに、基本的に本。雑誌。テキストに限定します。
友よ100冊はあまりに遠い。